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内容説明
明治維新以降、天皇家は三井や三菱をはるかにしのぐ大財閥として、日本経済を牛耳ってきた。しかも、戦後、財閥が解体される中、天皇家だけは形を変え、今も日本経済を支配しているという。日銀の大株主・皇室による経済支配から日本の経済構造の真相に迫る。
目次
第1章 財閥の総帥としての天皇(日本の命運をも左右した超巨大財閥が存在していた! 「財閥」を定義する三つの条件 ほか)
第2章 天皇財閥の経営戦略(天皇が大株主「日本郵船」の誕生 海外航路を切り開いた日本郵船 ほか)
第3章 天皇財閥の経営拡大(恐るべき「国家総動員法」の成立 「軍財抱き合い」だった戦時の日本 ほか)
第4章 天皇財閥の経営破綻(天皇財閥の「経営判断ミス」 日本との戦争を望んだルーズベルト ほか)
第5章 現代も生き続ける天皇財閥(オーナーがいなくなった戦後の日本企業 日本の企業には「代表者」がいない ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
cronoq
9
日本の近代史を、企業分析の手法で読み解く、が本書のテーマ。皇室に焦点を当て、戦前戦後を通して皇室が日本経済に及ぼしてきた影響を論じている。日本銀行、横浜正金銀行、日本郵船、北海道炭鉱鉄道、台湾銀行、南満州鉄道、東洋拓殖、等々、これら企業の株式を、敗戦時の皇室は所有していたとのこと。そして、これらの企業が具体的に日本経済・植民地経済の中で果たしていた役割についても詳述されている。「天皇財閥」という聞き慣れない言葉から、トンデモ本を覚悟して読んだが、予想以上の良書だった。2013/12/11
Rieko
2
明治維新以降、天皇家(宮内庁が実質的に財産管理)が三井三菱をはるかにしのぐ大財閥でした。そしてその天皇財閥の文化や仕組みは現代にも続いているという話。明治維新以降の歴史が経営学や金融史という面から読み解かれ、とても面白く推理小説を読んでいるような感じです。第五章の「現代に生き続ける天皇財閥」を最初に読むと一層面白く感じます。2012/07/24
yyhhyy
1
宮内庁がお金を出した国策会社を中心に戦中の政治の流れを追う本。経営や経済的な視点ではなくタイトルから想像したのとは違う内容だったが勉強にはなった。ところどころ著者の想いが語られるので(太平洋戦争はアメリカの陰謀で仕方ないという論調など)読む人は選びそう2023/03/27
zero
0
○2015/12/22
小出享一
0
非常に興味深く読みました。面白い。皇室が日本のあらゆる場所に影響力を持っていることを痛感しました。2013/08/12
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