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内容説明
怖くて誰も書けなかった、これが「暴力団の虚像と実像」! 新宿歌舞伎町の通称・ヤクザマンションに事務所を構え、西成の賭場に単独で潜り込み、ヒットマンの壮行会に列席…著者の日常はまるで“東映ヤクザ映画の世界”。警察が山口組の弱体化目的でナンバー2と3を逮捕した2010年の「頂上作戦」以降、組はますます潜行し正体が見えづらくなった。しかし「殺すぞ」などの脅迫にも怯まず15年、暴力団専門ライターとしてヤクザと寝食を共にしてきた経験がここに結実!
目次
序章 山口組vs.警察
第1章 ヤクザマンション物語
第2章 ヤクザ専門誌の世界
第3章 愚連隊の帝王・加納貢
第4章 西成ディープウエスト
終章 暴力団と暴力団専門ライターの未来
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
mitei
217
ヤクザについて取材した人の話。中々ない経験してるなぁと思う。確かに典型的なヤクザのイメージ通り、殺すとかの単語を使いすぎてるような気がする。2020/03/23
ぶ~よん
77
暴対法により、その勢いは失われ続けていると言われている任侠道。しかしながら、殆どの人はその実態を知らない。暴力団専門ライターとしてヤクザと向き合ってきた著者が、その体験を基に、彼らの生態、行動原理、暴力について伝えた一冊。暴力団の中にも「武闘派」に属されない暴力的弱者が存在すること、かなり前から殺人の前科は勲章となっていないこと、専門誌には検閲があり、組織の面子を潰さないために忖度した表現が使われていること、彼ら自身が斜陽産業であることを自覚していること等、イメージ通りや意外な一面がリアルに描かれている。2022/11/25
kinupon
73
この著者凄いね。ある意味ではヤクザ以上にヤクザかもしれませんね。いろいろな修羅場があるもんですね。2017/12/31
ずっきん
62
著者本人の心情の変化変容をルポを交えながら綴った内容。暴力団の取材を続けるのは「好奇心」とキッパリと言い切る著者。軽い語り口に隠れているものは重く、非常に読みごたえがあった。タイトル煽りすぎな感じはある。ノンフィクション?エッセイ?いずれにしても、いさぎのよい良書だった。近著も読みたし。2019/07/21
こも 旧柏バカ一代
30
ヤクザのルポ。知ってるようで全く知らないヤクザの世界。そして彼等の矜恃と実情。それをヤクザ専門誌で働いてた著者の視点から書かれていた。なんだろう、、、言葉にならない。2020/04/06




