- ホーム
- > 電子書籍
- > 教養文庫・新書・選書
内容説明
2011年は親鸞750回大遠忌にあたり、大規模な法要が準備されていて、親鸞が注目を浴びる年と言われています。この文庫は、親鸞の弟子・唯円が師の法語をまとめた『歎異抄』の内容をやさしく解説しながら、親鸞が伝えたかったことにせまろうとするものです。
「どんなに努力しても、できないこともある」。だからといって「こんなに努力したのに無駄だった」というのではなく、不可能なこともあると認めて、そこから立ち上がる世界を受け入れる… 「努力だけで幸せになろうとするのは、真の仏道ではない」……つい目先のことにとらわれて、どこか力みがちな日々を送る自分を、別の角度から見つめ直すきっかけがもらえる一冊です。
目次
第1章 親鸞の「言葉」を求めて―『歎異抄』序言から
第2章 仏に身をゆだねる―第一条から
第3章 「信」の世界に生きる―第二条から
第4章 悪人正機説とは―第三条から
第5章 「他力」の世界とは―第四条から
第6章 徹底して「自力」を捨ててみる―第五条から
第7章 親鸞は弟子一人ももたず―第六条から
第8章 自在な人生道を歩む―第七・八条から
第9章 はからいなき世界へ―第九・十条から
第10章 『歎異抄』のさらなる魅力―「異義篇」から