内容説明
日本俳句界の重鎮・金子兜太氏による、講演・寄稿集。若き日の戦争体験や、自らを育んだ風土、師や盟友たちのことなど、著者ならではの味わい深い語り口で綴られている。かねてから「荒凡夫〈あらぼんぷ〉」(=自由な凡人)を自称する著者は、戦後における俳壇の牽引者であり、小林一茶や種田山頭火の研究でも世に知られているが、卆寿(90歳)を過ぎてもなお「荒凡夫のごとく生きたい」と欲し続けている。なぜ、著者は俳句とともに生きているのか。なぜ、俳句は人生の生きがいとなり得るのか…。本書を読めば、俳句の真髄の一端に触れられるだろう。
目次
第1章 戦争体験(私の戦争体験と俳句 「炎天の墓碑」への誓い)
第2章 私を育てた郷土・肉親(受け継いだDNA 産土・秩父の風土に育てられる)
第3章 自画像(蛙と柿と雪 荒凡夫 ほか)
第4章 師・先輩・友人たち(師・加藤楸邨を語る 白虹と連作と―横山白虹のこと ほか)



