水域(下)

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紙書籍版価格 ¥712
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水域(下)

  • 著者名:漆原友紀【著】
  • 価格 ¥660(本体¥600)
  • 講談社(2013/04発売)
  • ポイント 6pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784063107258

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内容説明

少年・スミオとその父が住む“夢の村”。他には誰もいないその村に、母親や友達が大勢戻ってきた。若い頃の姿をした千波の母は、千波に「ここは今はもうない場所だ」と教える。その直後から、千波は、朝目覚めても元の世界に戻れなくなってしまい……。――すべてを知った時、人々は自分が居るべき場所を悟る。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

120
素晴らしかった!後半は涙が溢れて仕方なかった。長い長い年月、確かに存在した村の風景、人々の暮らし。人と村の生と死、中でも特に澄夫のことを思うとたまらなくなる。ダム建設が自然破壊をするとかそういうことじゃなく、普段当たり前のように使っている水に対しての考えが、すごく深まって。それだけでも読んだ価値があったと思う。ファンタジー要素を取り入れながら、うまく表現された数々のテーマだが、ダムによって沈んだ村が現実にあちこちにあるわけで、決して架空と言い切れない想いが残る。真夏に読むにはあまりにぴったりな作品だった。2013/07/23

moon

40
ダムに沈んだ村が現れ、人々の意識も今はなき村に集う。人の心に残る記憶、記憶の水の中に生きる少年。人は出会いと別れ、偶然の再会、再びの別れが新たな絆を紡ぐ。再びダムの底に沈む村。水面を眺めながら、思いを馳せる。「…私は、ここから来た…」 静かに心が揺さ振られ、涙が伝う。ぜひ読んでみて下さい。2012/12/13

exsoy

29
仄暗い水底が、雨に煙った村が、思い出の中の彼が、光って見えた。2011/01/26

ホルグルゥ

26
泣きました。映画でも見たような気がします。水の中、雨の音、滝の涼しさ、優しい川、静かなお風呂の水、氾濫する恐ろしい川の水…様々な水の姿が、本当に水に触れているように描かれて心地よいです。地味な作品になるかもしれませんが、本当の親子か顔がよく似ている子役などを探して、映画化して欲しい。美しい田舎で、消え行く里で、緑と水の恵みの中で、撮って欲しい。それを映画館の暗闇で、泣きながら観たいなぁー。2011/02/12

En

24
ひとりで村にいる澄夫が本当にさみしそうだったし、千波とおじいさんの葛藤がすごく切なかった。そして漆原作品をもっと読みたくなりました。2014/09/23

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