内容説明
深夜のコンビニ強盗殺人事件と、同じ夜に起きた轢き逃げ事件。銀行マンの南雲は轢き逃げに遭った若い女性を助けるが、彼女は事故以前の記憶を喪っていた。女を自宅に引き取って、記憶の回復を待つ南雲。奇妙な同棲生活が始まるなか、働きに出た彼女に伸びる過去からの魔手。取り戻された記憶は、犯罪の連鎖を呼び寄せるのか? 解説・池上冬樹
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
クキモン
9
コンビニ強盗、轢き逃げ、殺人、主人公の妹の失踪など、一見バラバラに見える事件が最後は見事に一直線で繋がった。刑事の勘というのは本当に凄いと思う。2017/12/29
六花の雪
3
バラバラに見えていた事件と人物がやっとつながり始めた後半から、お話は一気呵成に結末となりました。事件の動機と犯人がわかってすっきりした後のオチがちょっぴり切ないお話でした。2014/12/13
capri
2
最後の10ページのどんでん返しにびっくりです。2013/02/15
kuwagata
1
まあ予想通りのワンパターン。警察小説としての特筆も無し、謎解きにひねりも無し。多作な大御所の偉大なるマンネリズム。2011/01/27