ハーレクイン<br> 雷鳴の夜

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ハーレクイン
雷鳴の夜

  • ISBN:9784596221469

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内容説明

横暴な父親の悪だくみがもとで、フェリックスは十八歳で結婚させられた。結婚すれば、祖父の遺産の十パーセントがすぐに受け取れる、相手の男性も同意のうえだから、ただ婚姻届を出すだけでいいと。相手の名はネーサン・マロリー。形だけの結婚をすれば、経営危機にある彼の会社に、父が援助をする約束になっているという。フェリックスはネーサンに役所で初めて会い、偽りの夫婦となった。だが父はネーサンを平気で裏切り、約束の援助はしなかった。競争相手の彼に立ち直れないほどの痛手をあたえるために――。八年後、二人は再会した。互いに大きなわだかまりを残したまま……。■肉親の残酷な仕打ちに翻弄されながらも、真実の愛に目覚めていく恋人たち――イマージュの人気作家ジェシカ・スティールがお贈りする、新年にふさわしい傑作をどうぞご堪能ください!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

糸車

25
おおにし真さんのコミックを先に読んだ。絵柄がちょっと地味な漫画家さん。それがこのお話のヒーロー&ヒロインの生真面目さをよく表していて、ストーリーにすんなり入り込めた。ちょっと間違うとコミックのイメージに引きずられ、「先に小説を読めばよかった」とか思ってしまうんだけれど、これは全然違和感なし。というか、コミックだけでも良かったんじゃ、と思ってしまって罪滅ぼしで再読。ヒロイン、父から解放されて誠実なヒーローに幸せにしてもらってください。実は最近この作家さんに萌えないのですが、これは好きです。2015/10/18

ぽこ

8
祖父の財産を受け取るために契約結婚した相手と八年ぶりに再会するヒロイン。父親がとんでもなくひどい男で、ヒロインはよく我慢してるなぁと感心した。いくら血の繋がりがあっても耐えられる限度を越えてると思う。ヒーローは温かく見守ってる感がとても良い。2016/03/14

はっつん

5
妙に身内に忠実なジェシカ作品のヒロイン。でも、今回は父親が横暴で、勝手だとヒロインも身にしみてわかっているはずなのに、ヒーローを疑い、もう少ししっかりしろよ!と思いました。でも、その分ヒーローがすごく包容力があって良かった。最初の出会いから、下手すれば、ヒロインに辛く当たりそうな展開になりそうなところをどこまでも、優しくて素敵なヒーローでした。2016/07/03

きき

5
大好きな作品になった。再会後の二人の距離の縮め方がゆっくりなんでちょっとだけ、もどかしくもあったけど穏やかなヒーローと控え目で品のある若いヒロインに好感持てました。本来なら傲慢で凹むくらい反省する気性の激しいヒーローが好みだけど、このヒーローの様な穏やかさも良いなぁ。2016/03/12

沙月

5
ヒロイン自身すでに見限っているのに、ただ父親だからと【見捨てられない】症候群にかかったかのように庇ってしまうような言動が随所にあって、それがイヤ。それだからこそヒロインは聖女のように素晴らしい人物なのだ、というキャラ設定にしたいんだろうし、わからなくもないんだけど…読者の好みに左右されるかも。私はそれよりも、後日談が読みたい! 曰く【伝説の夫】と揶揄していた人物が誰なのかわかった時のロス君の顔が見てみたかった! 誰か書いてくれんかのぅ…(<無茶言うな)2011/03/19

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