内容説明
生来のんきな傘張り浪人・寒川十蔵。ある夜、謎の娘に辻打ちにあったことから思わぬ事態に巻き込まれていく。親友の忘れ形見を守るため、かつて吉田の三羽烏と称されていたほどの剣の腕を思い出し、長屋の仲間に見守られながら、ついに剣の立ち合いに挑む！！
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Ｍ２
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生来ののんき者で怠け者の主人公、あくせくしない、足を知るといった人柄がとても好ましいです。そんな主人公をさりげなく気づかう長屋のみんなとのやり取りも微笑ましい。全体として話の展開がとりとめないような気もしましたけれど、時々にやにやしたりしながら楽しく読めました。ただ、あの駄洒落はちょっと…。そして、次巻が出るなら川北の旦那にはぜひ名誉挽回を。2011/02/06
