内容説明
『ele-king』『remix』でシーンをリードしてきた著者による音楽時評集。『EYESCREAM』誌のコラムより2004年から2010年夏までの連載分を収録。「ムーヴメントなき時代」であったゼロ年代の音楽シーンの様々な様相を描き出す。
目次
序文 「だいいち小説なんかじゃ踊れない」
!!!『ラウデン・アップ・ナウ』は素晴らしい
グライムという新しいムーヴメント
LCDサウンドシステムの快進撃
来日したマッド・マイクとUR
M.I.A.登場!
拡大するレゲトン・ブーム
フリー・フォークなる新しいアンダーグラウンド
バイリ・ファンクの時代
コールドカット『サウンド・ミラーズ』の挑戦〔ほか〕
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
星野七生子
6
もしかしたら私は、本物のテクノよりも野田努が語るテクノのことの方が好きなのかも知れない……。デリック・メイが静岡でDJした話を酔っぱらいながら読んでたら、頭のなかでストリングス・オブ・ライフが鳴り止まなくなり、踊らずにはいられませんでした。だいいち小説なんかじゃ踊れない……。2011/01/02
nizimasu
2
パンクが表題にあるがジャンルとしてのパンクではない。アティチュードとしてのパンクーー。その中で、著者はたびたび亡くなったRCの忌野清志郎の名を挙げる。ピッチつなぎがPCでできるDJカルチャーにおいてデリックメイのミックスCDに涙する。海の向こうのダブステップのシーンに共感する。ステイアンダーグラウンドにはビールが欠かせない2011/03/04
Rian
1
『だいいち小説なんかじゃ踊れない』え、なんか地味に結構グサっときたんだけど、なんで?2014/06/29
rinrin
1
⑦ となりの女の子2011/02/09
readtuktuk
1
音楽そのものも大事だけど、こうやって熱をこめて紹介してくれる「中継手」が大事だなあって思いました。2011/01/21