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内容説明
吹き溜まりのような寒村に突如現れた、外国人妻・アイリーン。 彼女と、彼女をとりまく人々の欲望の姿は、荒々しくも、愛おしい――。 戦後日本社会の断絶点とも言われる1995年に連載開始。 『宮本から君へ』『ザ・ワールドイズ・マイン』と並ぶ新井英樹の代表作とされる傑作マンガ、ついに復刻。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
紫雲寺 篝
7
純情を拗らせた男、42歳、宍戸岩男。巨体の男は純情であるがゆえに、相手にもそれを求め、自分の欲望が他人のそれと違うと信じ、自分の愛すべき場所を求めていた。執拗に母に心配され、縁談話を持ちかけられるも、しかし岩男が向かった先は海外だった。アイリーンと結婚する事になった岩男だが……!?フィリピン人と結婚する事で波乱が起こる物語、というかその前から波乱はあったが。アイリーン初登場が6話だがそれ以降はもう凄く印象に残る登場人物であって、怒涛と言うに相応しい物語だな、と思う。全然愛し合ってない。2018/04/19
カッパ
3
電子版にも、町山智浩さんの解説つき。ご本人がブログに書いていたけど、この解説はネタバレを含むので、(上巻に収録されているけど)下巻まで読んでから読む方がいい。この作品が連載中のスピリッツを読んでいたけど、その時はうるさい漫画だなと思っていた。最初の方しか記憶になかった。鬱屈した状況や田舎独特の閉塞感が少しは知った今の方が、切なく読めた。2016/06/21
Freak Zappa(アレクセイカラマーゾフという名で音楽活動してたよ)
2
これは文学だな… 村上龍を漫画にしたようなパワー… 芥川賞あげたい…2024/05/02
bookbookgirl
1
閉鎖的な雪国の田舎で両親と暮らす40男が、18歳のフィリピン女性を300万円でお嫁にもらう話。当時(70年代くらい?)の男達が国籍問わず全ての女性をモノ扱い(正確には「穴」扱い)しているのが伝わってきて、読んでいてすごく気分が悪くなった。人間の醜い部分しか描かれていない。この本を「一番好きな漫画」と言って貸してくれた知人のことも軽蔑してしまったけど、上巻の巻末にあった町山智浩の解説で、続きが気になったから、下巻も読んでみようと思う。それにしてもこんな時代に生まれなくて本当によかった、って心から思う。2016/06/19
たらこ
1
なんだこりゃあ。でも勢いで読める。2016/05/26
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