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内容説明
効果、副作用、制度、陰謀論……本当のところどうなの?の疑問に感染症界のエースが答えます。ワクチン問題の好き嫌いと正邪を切り離し、読者を新たな視点に導く新しいワクチン論。
目次
1章 ワクチンをめぐる、日本のお寒い現状
2章 ワクチンとは「あいまいな事象」である
3章 感染症とワクチンの日本史―戦後の突貫工事
4章 京都と島根のジフテリア事件―ワクチン禍を振り返る
5章 アメリカにおける「アメリカ的でない」予防接種制度に学ぶ
6章 1976年の豚インフルエンザ―アメリカの手痛い失敗
7章 ポリオ生ワクチン緊急輸入という英断―日本の成功例
8章 「副作用」とは何なのか?9章 「インフルエンザワクチン」は効かないのか?―前橋レポートを再読する
10章 ワクチン嫌いにつける薬
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ようはん
22
日本やアメリカにおけるワクチン接種の歴史を見て、ワクチン接種が数多くの感染症を防ぐのに効果を挙げたのは分かるが、その一方でワクチンの副作用での死亡者への補償問題やワクチン接種の是非という流れが生まれて新型コロナウィルスの現在にまで幾度となく議論されていた事も知る。今の新型コロナウィルスが収束したとしてもまた感染症の流行ある限りはワクチン接種の議論は終わらないのだろうと感じた。2022/08/09
ユウユウ
22
あとがきより「ワクチンの問題の「好悪」の部分と「正邪」の部分を切り離すことに、エネルギーを費やしました。」 予防接種に対する心的アレルギーが何故起きるかや実際の過去の事例を挙げて考えさせるような内容。 自分がなぜワクチンを「怖い」と感じてしまうか、知りたい人に考える材料をくれる本です。2021/03/24
こも 旧柏バカ一代
22
ワクチンへの基礎知識と歴史の知識を得るきっかけには非常に良い本だと思う。 多分、しょっちゅう開く本になるだろうな。2020/09/05
ふろんた2.0
21
予防接種による効果があるのか、また重篤な副作用はどの程度起こりうるのか。本書を読んだだけでは結論を出せないし、調べてみてもきりがない。感情的な好悪で判断しないことと、副作用と副反応の混同だけは気にかけようと思った。2014/10/20
カイ
17
結論からいうと、このタイトルに対する答えはYES、NOどちらでもない。中でも「ワクチンとはシートベルトのようなもの」といった表現には同感。シートベルトもしてもしなくても事故の被害は起こりうるものだからだ。この論理に違いはない。また、ワクチンのダブルバインド状態についてもよくある話だと感じる。A、Bいずれを選んでも非難される状態であり、これは大人の世界ではよくあることだ。つまり、ワクチンに対する考え方や解釈について学べる一冊であるということ。2016/03/22
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