内容説明
子どもの頃から、体を動かすこと、汗をかくこと、外で遊ぶことが大嫌い。放課後は真っ直ぐに家に帰り、部屋にこもりテレビゲームに向かう日々。いつしか友達は減り、大人になった今では「仲間」と呼べるのは戦士や僧侶、魔法使いだけ……となった引きこもりが、突然アフリカ大陸を縦断することに! 一体どうなる!? 泣くな、負けるな、さくら剛!
目次
こんな国いやだ(号泣)
孤独なファイター
一瞬の風になって
眠れない夜を抱いて
暴発
毒を喰らわば皿まで舐めろ!
電車でGO!スーダン編
砂の民・さらばアフリカ
ルクソールの憂鬱
変態inピラミッド〔ほか〕
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
鱒子
65
さくらさんのアフリカの旅 第2弾(1巻と2巻でタイトルが違うというのは不親切ですよ、分かりやすく上下巻にしといてくださいよ)。冒頭のエチオピアトイレは中国トイレもビックリなしろもので、中には標高20センチほどの見事な丘陵があったそうです、ぐはぁ。今作はいろんな人との出会いがあり、しみじみとした読後感でした。相変わらず笑っちゃうんですけどね。2019/05/16
mr.lupin
26
さくら剛さんの著書三冊目読了。相変わらずこの人の旅行記はサラッと読めて、メッチャ面白いなー。今回は、エチオピア、スーダン、エジプト、そしてイスラエルの紀行文。どこの国の話も特にこれと言った話ではないものの、妙にイロイロな場面での臨場感が伝わってきた。特に腹痛の話は、きっとアルアルの話なんだろうなーと思った。終盤のイスラエルの話は、思ったより、真面目で重たい話だったかな。やっぱり世界は広いな。 ⭐⭐⭐⭐⭐2024/06/10
koguma
24
さらっと続編も読み終えた。それにしてもアフリカ手強し‼︎ 最初から最後まで腹壊しっぱなしだし~~~(泣) やっぱりアフリカなんてとこは、間違ってもちょっとした気の迷いでも、行くとこじゃないなあと痛感した(あ、インドと中東もね) (~_~;) さくらさんよく頑張った、尊敬する! 2016/11/28
剛腕伝説
10
アフリカ編の後編。このシリーズにしては珍しく、素晴らしい人間性を持った人物が登場する。 スーパー未成年の田上君。自分の事は置いておき、人の世話ばかりする好青年。 列車で臨席になっただけでサンドウィッチをくれ、家に招待し、家庭料理を振る舞ってくれたスーダン人のセフィアン。夜道は危険だからと、宿舎迄送ってくれたセフィアンとその友人。 本当に、良い人っているんだ! インドや中国では常に、全員が騙しにかけてきたのに、スーダンの民度のなんと高いことか!! このシリーズで人間を信じられる唯一の旅だった。後味良し。2019/11/30
さくちゃん
10
可哀想なくらい今回も悲惨な目に…ほぼトイレやお腹下しの話。そんな中でパレスチナ自治区の話は興味深かったです。ギャグがしつこいぐらいに多いのだけれど、たまにうまい!って爆笑してしまうのもあるから読むのをやめられない。ミイラ博物館でのタッチの名ゼリフがツボでした~2015/04/03