内容説明
私たちはだれも、中身のわからない福袋を持たされて、この世に生まれてくるのかもしれない……8つの短篇を通して直木賞作家が描く、心と人生のブラックボックス。話題の連作小説集。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
ミカママ
264
ああもう、装丁がめっちゃ好み。人生(福袋)はブラックボックス。ただ持たされて、中身は選べない。折り合いをつけて生きていくしかない。2016/12/04
しんごろ
108
タイトルにひかれて買いましたが、てっきりほっこりする話ばかりだと思いましたが、何だろう…なんかムカつくというか、腹立たしいというか、道徳的に納得しないというか、読後感は悪かったです(-_-;)残念ながら自分にはあわない本でした(T_T)2016/04/10
積読亭くま吉(●´(エ)`●)
92
★4・答えが必ず手に入ったり、山場が有って泣き笑いさせられたり、勧善懲悪、艱難辛苦に立ち向かったり…そんな作品が大好きだった頃は、角田作品の良さは分からなくて。今は、短編なら読むのです。その作品世界は何れも、妙に身近で現実的で、まるでありのままの素のままの自分がソコに在るようで。薄い皮一枚のホンの僅かな距離感に、ホッとしながらページを捲る。絡め取られる、包まれる、息がつまる、大丈夫コレは「物語」なのだから。何れの福袋も、開けたく無い福袋。何が入っているのか、開ける前から知っているのに…2016/01/17
dr2006
68
引用中略(私たちは福袋を持たされてこの世に出てくるのではないか。その中には生まれて味わう全てが入っている。希望と絶望、喜びと苦悩、笑いと泣き、愛と憎しみも)角田さんは、人生の最期に自分の経験に基づいてやっと言葉に出来るような事を、いとも明快に文章にできる。つまり、経験という名の「福袋」の中身を開けて見せてくれる。昔ながらの福袋は厳重で中身が解ったりしないし、良いものも欲しくないものも一緒に入っていた。勿論返品なんて出来ない。福袋を人生経験に比喩って纏めた8つの短編。人臭さが匂うシンプルで鋭敏な作品。2019/05/15
団塊シニア
56
人生を肯定も否定もしないあるがままの人生が描かれている8編の短編です、角田さんの小説を読むと、小説のなかに真実が隠されているような気がします。2014/11/24
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