角川スニーカー文庫 ダンタリアンの書架６

著者名：三雲岳斗【区分表記なし】

KADOKAWA（2014/12発売）

• ISBN：9784044241186

内容説明

ダリアンとヒューイは、保養地として知られるレイサム群島に渡った。恩師マクギガンに呼び寄せられたのだ。マクギガンはダリアンに姪のリーシアを紹介する、友だちになってほしいと。だが犬と子供は嫌いだと言い放つダリアンに、リーシアは胸の黒板に『あなたのほうが、チビ』と書いて……。一方、島では伝説の海魔による連続殺人事件が噂されていた。そしてそこには、もう一組の男女の影も──。アニメ化企画進行中！　悪魔の本と少女の冒険、第６弾!!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[ひめありす＠灯れ松明の火]

フランが珍しくお澄まし可愛くて、ときめきバロメーターが吹っ飛びました。ハルとフランの過去話はいったい何があったんだろうとドキドキそわそわしています。交差したのではなく並行する二直線を逆のベクトルで走った焚書官コンビとダリアンコンビ。まあ、一つの幻書に集うのに、全方向からやってくるからこんなこともあるのかもしれません。あとおさげ髪サマードレスのダリアンが可愛い。しかし、いったい錠前どうしているの？胸のところ編みあげの意匠なんですか？それから馬は角砂糖含め甘い物が好きなんであげぱん臭がしたから狙われたのかも。

2011/10/21

[Norico]

幻書というのは、人間が人間のために書いたものだけじゃないのですね。「人化の書」、よかったです。そして「楽園」で、2組がニアミスしてるのにニヤリ。焚書官たちの過去もちらっと垣間見えて面白かったけど、あと2巻しかないのに、読姫たちの秘密まで解き明かしてもらえるのかなぁ、とどきどきします。しかし「雛形の書」の誤植はひどすぎません？

2015/07/20

[Yobata]

“幻書”を巡るダリアンとヒューイの冒険譚第６弾。｢雛形の書｣｢柩の書｣｢人化の書｣｢楽園｣の４話と｢働く男｣｢本当の私｣の断章２話。｢雛形の書｣はカミラの兄レオンが匿っているアルンダという少女は死なないと言われてれいる殺し屋に狙われているという。その殺し屋の不死の要因には幻書が関っているらしく…という話。幻書ってコピーしたら大量生産でくるのｗ？なんか軽いな…ｗいや、それを読めればインコだって幻書の能力が引き出せるんだからその文章が書いてあれば問題ないんだろうなｗしかし未だコピー技術が正確に発展していない→

2013/11/18

[柊龍司＠中四国読メの会＆読メ旅＆読食コミュ参加中]

幻書って、人の読むものでなくて、人外の者が読む幻書もあるんだ。これで話が更に広がっていくなぁ…そろそろ本格的に焚書官と対決する物語も描いてくれると嬉しいけど、そうなると短編でなく長編になりそうだなぁ…安定感のある短編も良いけど、そろそろ長編希望です。

2010/12/12

[まるぼろ]

今巻は4編+断章2つ。テーマは恐らく｢娘｣又は｢家族｣…かな？カミラの兄のレオンの話。ある幽霊屋敷での出来事。ヒューイ達とハル達がニアミスしつつも其々が｢海魔｣に纏わる事件に対応する2編の話です。今巻は色々と新キャラが登場しましたがシェーラだけは余り好きになれませんでしたかね…？ｗ 反面、リーシアはダリアンと同年代の友人としてマクギガン共々また再登場してほしいものです。もちろん、レオンとアルンダにも。それとハルとフランの過去に纏わる話などが出てきてそちらも気になりますね。次巻も早い内に読もうかと思います。

2014/10/29