角川文庫<br> 風眼抄 山田風太郎ベストコレクション

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角川文庫
風眼抄 山田風太郎ベストコレクション

  • 著者名:山田風太郎
  • 価格 ¥638(本体¥580)
  • KADOKAWA(2014/07発売)
  • GW前半スタート!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~4/29)
  • ポイント 150pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784041356630

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内容説明

思わずクスッと笑ってしまう身辺雑記に、自著の周辺のこと、江戸川乱歩を始めとする作家たちとの思い出まで。たぐいまれなる傑作を生み出してきた鬼才・山田風太郎の頭の中を凝縮した風太郎エッセイの代表作。

目次

1(わが家は幻の中 旧友 私のペンネーム ほか)
2(飲めば寝るゾ 明治人 私のケチな部分 ほか)
3(なつかしの乱歩=その臨床的人間解剖 十五年前 乱歩妖説 ほか)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ぐうぐう

13
山田風太郎の第一エッセイ集。おもしろい小説を書く人は、エッセイもおもしろい。とにかくユーモアに溢れている。戦前の若き思い出も、師匠である大乱歩との交流も、どこかニヤニヤとするおかしみで彩られている。反面、戦中派らしい、独特な視点と複雑な心境を覗かせてもいて、読みどころ満載だ。2011/09/22

たみき

7
山田さんの私生活を垣間見れて興味深かった。やっぱり飄々としていて面白いなあ。何事も必ず自分の視点をもっているというか、そのまま受けとるだけではない姿に、ここに山田あり!と思った。見習わなければ…。2013/01/21

mtngsng

6
シモの話題から、文豪の評論までさすが山田さんでした。飄々としてほんとにおもしろい人です。でも事例や引用されているものがまた幅広く、戦中派不戦日記を読んだ時も思ったけど、とにかく大量の本を読んでいるんだなとただただ尊敬。師匠の江戸川乱歩との関係が良い。ほめてるんだか、けなしてるんだかわからないけど、親愛の情を感じます。おかげ様で江戸川乱歩を読んでみたくなりました。解説に書いてあったのを、後から気づいたのですが、執筆時期や掲載誌がそれぞれに記載してもらえるとよりわかりやすかったかも。2012/08/09

猫又まこ

4
山田風太郎の小説は大好きでけっこう読んでいる方だと思うのだが、「そのうち」と後のまわしにしていたエッセイの類。いやぁ、小説の面白い人はエッセイも面白いものなんだなぁと改めて思いました。中でも一番の傑作は「私のケチな部分」。声を出して笑ってしまいました。あと、どんな荒唐無稽な話でも、実在の人物を出す限り、勝手な歴史の捏造は許されない、と戒律のように思っていた、というのが興味深かった。私としては荒唐無稽な中に「実際そんなことあったかも」と思える実在人物の登場が、まさに自分にとってのツボだったので。2011/11/03

私的読書メモ3328

2
作者初のエッセイ集とのこと。あとがきに注文に応えるまま書いたとある通り、一貫した内容やテーマなどはなく、話題は広範で雑多ですが、それゆえに様々な味わいが楽しめます。作者自身への言及なども興味深いですが、やはり他作家を評したものが特に印象に残りました。中でも乱歩への「禿げれば尊し我が師の恩」はあまりにも山田風太郎すぎて大喝采を送らずにいられません。2021/10/24

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