自然現象はなぜ数式で記述できるのか

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自然現象はなぜ数式で記述できるのか

  • 著者名:志村史夫
  • 価格 ¥750(本体¥682)
  • PHP研究所(2014/04発売)
  • ポイント 6pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784569794280
  • NDC分類:410.4

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内容説明

「自然という書物は数学の言葉によって書かれている」――ガリレオ・ガリレイリンゴの実は人間が見ていようがいまいが、落下する時には落下します。しかし、リンゴの実が落下を始めた時からの時間と落下距離の関係が簡潔な数式で記述できるのですが、このことは驚嘆に値すると思いませんか。「物体の落下」という、人間とはまったく関係がない自然現象が、100%人間が創造した数式で完璧に記述されるのです。また、自然界を支配する重力、電気力、磁気力という三つの力の大きさは、まったく同じ形の数式で表わせることがわかったのです! このことは身体が震えるほどに不思議なことではありませんか。人間が創った数式がなぜ自然界の現象の理解に有効なのでしょうか。数や数式との出会いから人類史上最も有名な方程式「E = mc2」の発見まで、自然を記述する美しい方程式の魅力を語っていきます。

目次

第1章 自然現象が数式で表わせる不思議
第2章 万物の根源は数である
第3章 デカルトと天井から降りるクモ
第4章 ニュートンと木から落ちたリンゴ
第5章 人類史上最も重要な方程式
第6章 人類史上最も有名な方程式

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ゲオルギオ・ハーン

20
「人間が作り出したものではない自然現象を人間が数式で表現できるのはすごいことだ!」という言葉が本書のテーマであり、著者の自然科学に対する熱意を表現している。簡潔明瞭に淡々と書いているので理系の新書ながらスラスラと読めた。数式もくどくはなく、この記号はこういう意味だよと丁寧に書いている。個人的には単振り子の周期についての数式がけっこう好きで、重さに関係なく、吊っている長さで決まるのはなんだか面白い。自由落下の速度についての数式はストレートで気持ちがいい印象がある。2022/05/24

アドソ

11
不思議だ不思議だということばかりが繰り返されていて、タイトルに対する答えにはついぞたどり着かなかった。そもそも数学ってのは自然現象(ものを数えるとか、物体の運動とか)を記述するために発展してきたからなんじゃないのかなあ。こうして一人一人が自分の答えを見つけましょう的な趣旨なのか?この本で数学嫌いな人が数学好きになれるとはとても思えない。量子論や相対性理論の説明は面白かったけど、タイトルの趣旨を軽く逸脱してると思った。あとがきに至っては宗教臭がしてきた、っていう。2016/08/30

アルカリオン

9
KindleUnlimited 興味深い書名のこたえは書かれていない。5分で流し読みして、これはハズレ本ではないかと思い、Amazonと読書メーターのレビューを見てみると、「やっぱりね」という感じ。けんもほろろなレビューが多いがむべなるかな。2021/05/11

渡邊利道

5
前から気になっていたタイトル。まったく私もそこにどういう「理由」があるのか推論だけでも知りたいものだと思って読んだのだが、内容はほぼ簡潔なニュートン、デカルト、マックスウェル、アインシュタインなどの科学理論を数式を使って説明したもので、知ってる話ばかりだし明快で楽しく読んだが、結局タイトルに関しての部分はある種の神秘主義でごまかされた感が半端ない。いやいや!考察ないじゃん!うそーん。2019/07/25

ロッキーのパパ

5
本書に出てくる数式に関しては分かりやすく説明している。特に、マックスウェルの方程式は初めてスッキリと理解できた気がする。学生時代勉強したはずなのに(^_^;ただ、肝心の「なぜ」に関することがなかった点が期待はずれかな。それに、著者の略歴を見ると「ト」系のような感じがするんだけど・・・2011/02/02

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