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内容説明
中小企業取引においてまず必要なことは、企業の実態を知り評価することです。それには対象先の決算内容を知ることが基本的アプローチですが、企業の中には決算書をきちんと作成していないケースも多いのが実態です。このような場合は、担当者が社長や従業員との面談から真の決算状況に補正する必要があります。また、相応の決算書が整っていたとしても、表れた数値が必ずしも当該企業の実態に従い表現されたものとは限らないため、画一的な指標分析をしても判断を誤るケースもあり、中小企業の担当者は取引先の決算書の裏側に潜むものを聞き取る能力が必須といえます。そこで本書は、取引先との面談により企業財務の実態を的確に把握するためのノウハウを1冊に集約した、金融機関法人担当者の座右の書として刊行しました。
目次
第1章 中小企業へのアプローチ(マクロ経済の変化と企業への影響 資料不足の下での貸出先の発掘 ほか)
第2章 面談観察の基本(主要計数のつかみ方(その1)基本的な考え方
主要計数のつかみ方(その2)貸借対照表科目のつかみ方 ほか)
第3章 面談観察の応用(粗利益率の計算基準は原価か売上か 為替リスクは100%利益に影響する ほか)
第4章 面談観察による財務諸表の作成(面談記録)



