内容説明
済の公主、尚紅鈴は父王、永全の無限にも似た愛情を注がれて育ち、贅沢三昧に暮らしていた。が、ある日突然、北方の閃国に攻め込まれ、父王は命を落とし、紅鈴も敵国、閃に囚われの身となった。故郷、済を取り戻し父の恨みを晴らそうと、紅鈴は自分の美貌を武器に、敵国の王、巴飛鷹の寵妃となり仇を討つ覚悟をする。だが、飛鷹に「色仕掛けは無理だ」と言われ……。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
ゆり
4
雄飛の花嫁のふたりのその後を読めてよかったです。何年たっても仲良し夫婦であるみたいで何よりです。今回の主人公の紅鈴は、すがすがしいほどに甘ったれな公主さまでしたが、年齢を考えると微笑ましくもあり、というレベルかな。祥麟公子の未来の恋愛がちょっと気になる。雄飛~の最後の歴史を読んでいるとちょっとせつない。2014/09/03
かいむ
3
やっぱり花嫁じゃないし恋愛未満だし、最後ならいっそ閃王家でほのぼの短編集でも出せば良かったのに、と思わなくもないが(笑)、面白かった。国が滅んで戦勝国に連れられる、ヒロインが色々企てる、放心状態になる、国が攻められるけどヒロインのおかげで免れるとか、他にもシリーズを通してのあるある感が楽しい(意図的なんだよね?)。主人公が良い子じゃなくてシリーズ屈指のダメ公主なところも良い。その公主が最後にこういう成長を遂げるのを見ると、シリーズの締めくくりに相応しかったのだろう。…花嫁ではないけどな。2010/11/28
いちこ
2
雄飛の二人の蜜月ぷりにきゃあきゃあしつつ、いかにもな気の強いお姫様の紅鈴がちょっとずつ成長していくのも微笑ましく読んだ。この後の紅鈴と楊藍の関係を妄想するととても楽しい。2013/09/13
村正
2
タイトルに花嫁とあるが、実際にはあまり花嫁は関係のない主人公、尚紅鈴さんの大人への成長物語だった。厳密には恋愛小説としては分類されないかも。要素はあったが表紙のような煌びやかさのある関係性まで発展するような内容ではなかった。滅ぼされた国の姫君として滅ぼした国の王を篭絡し滅ぼされた復讐を誓い奮闘するところから始るが、成長物語故彼女の幼さが前面に押し出され最初のうちは不快感が強く感じられた。が周りの人間が余りにもいい人で、其れを諭し教えてくれている。寧ろ周りの人間との関係を掘り下げた方がいいと思った作品。2010/12/09
むつぞー
2
今回も花嫁?って感じの話なので、花嫁シリーズをお休みするというのはいいと思う。このシリーズでと作者もツライものがあっるのでは?とちょっと思ってたし。もっとも今回は閃国の方々が登場で物語とは別の意味で楽しかったです。えっと物語としては十二国記がちらついてしまって…比較しちゃうと…その…ね。このシリーズならせめて恋愛部分もっと強くして欲しいかったです。差別化を図るためにも。ともかく新しいお話を楽しみにしています。2010/11/06
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