話のおもしろい人、ヘタな人

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話のおもしろい人、ヘタな人

  • 著者名:立川談四楼
  • 価格 ¥1,200(本体¥1,091)
  • PHP研究所(2013/12発売)
  • ポイント 10pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784569791494
  • NDC分類:809.4

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内容説明

会話は、うまい人ほどしゃべらないもの。少ない口数と絶妙の間で、無理なく会話を弾ませるのが、話術の達人の極意。話術のプロが、弟子にも教えなかった話し方のコツを伝授。(まえがきより抜粋)~私は楽屋育ちです。明治大正生まれの古老がひしめいていて、彼らは暇にまかせ、連日、小言の雨アラレを降らせました。私は江戸から連綿と続く小言を昭和に聞いたわけです。この口の利き方を始めとする行儀作法は、長い風雪を耐えてきただけに普遍性を持っています。私はこのノウハウと落語の持つ人情の機微を、平成の今こそと考えたわけです。友人知人と会い、話が弾む。こんな楽しいことはありません。人生の一大慶事と言っていいくらいです。その手前で足踏みしているのは“もったいない”としか言いようがないのです。落語家の書く本ですから適当にギャグも入り、全体としては優しい作りになっています。挨拶から始まる会話の世界をぜひ覗いてみてください。

目次

第1章 噺家はいかに鍛えられるか(落語家が会話の達人とは限らない 落語は一人で会話を成立させる ほか)<br/>第2章 どんな人でも話がうまくなる方法(少しずつ接近し、少しずつ分かり合う 困ったらオウム返しでいい ほか)<br/>第3章 噺家に学ぶ上手なコミュニケーション(相手をガッカリさせないために 無礼講にも秩序がある ほか)<br/>第4章 会話を途切れさせないテクニック(誰でも若く見られると嬉しい 女性へのお世辞には細心の注意を払う ほか)<br/>第5章 私が出会った会話の達人たち(会話は練習すれば必ずうまくなる 深入りせず、それでも一歩踏み込む ほか)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

kinkin

29
「声に出して笑える日本語」のような内容を期待したが、肩透し・・・・・ 2014/12/10

キリン

13
知っていると、ちょっとしたヒントになるかな?すぐ忘れちゃいそうだけど。2018/05/23

13
落語家の本は、文章も読みやすく、しかもスジが通っており、好きです。いい噺がたくさん書いてありました。(^-^)2016/05/11

ななつ

4
落語家さんの視点で、喋りについて書いた本。聞き上手という点では、一般的な意見と同じでした。苦手な人との喋り、初対面の人の喋りの切り出し方などは個性があり、マネしたいものもあります。2017/10/18

風見鶏

4
落語コーナーにあったからてっきり「おもしろい噺家」と「下手な噺家」の批評かと思ったら全然違った。でも内容は面白かったし、この著者の別の著作も気にはなったけど、果たしてこの紋切型とも呼べるような話法は必要なのか。ぼくは自分のことしか喋らないで人の話を聞かない人がいてもいいと思うし、無口で喋るのが苦手でとことんまでつまらない人がいてもいいと思う。そういう意味では面白いとか下手とかで分けるのはなんか違うのだろうし、面白い話ができるから凄いとかとはまた違うような気がする。そのあたりは落語家独特の価値観なのかな。2013/10/22

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