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内容説明
会話は、うまい人ほどしゃべらないもの。少ない口数と絶妙の間で、無理なく会話を弾ませるのが、話術の達人の極意。話術のプロが、弟子にも教えなかった話し方のコツを伝授。(まえがきより抜粋)~私は楽屋育ちです。明治大正生まれの古老がひしめいていて、彼らは暇にまかせ、連日、小言の雨アラレを降らせました。私は江戸から連綿と続く小言を昭和に聞いたわけです。この口の利き方を始めとする行儀作法は、長い風雪を耐えてきただけに普遍性を持っています。私はこのノウハウと落語の持つ人情の機微を、平成の今こそと考えたわけです。友人知人と会い、話が弾む。こんな楽しいことはありません。人生の一大慶事と言っていいくらいです。その手前で足踏みしているのは“もったいない”としか言いようがないのです。落語家の書く本ですから適当にギャグも入り、全体としては優しい作りになっています。挨拶から始まる会話の世界をぜひ覗いてみてください。
目次
第1章 噺家はいかに鍛えられるか(落語家が会話の達人とは限らない 落語は一人で会話を成立させる ほか)<br/>第2章 どんな人でも話がうまくなる方法(少しずつ接近し、少しずつ分かり合う 困ったらオウム返しでいい ほか)<br/>第3章 噺家に学ぶ上手なコミュニケーション(相手をガッカリさせないために 無礼講にも秩序がある ほか)<br/>第4章 会話を途切れさせないテクニック(誰でも若く見られると嬉しい 女性へのお世辞には細心の注意を払う ほか)<br/>第5章 私が出会った会話の達人たち(会話は練習すれば必ずうまくなる 深入りせず、それでも一歩踏み込む ほか)
感想・レビュー
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kinkin
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風見鶏