東京水路をゆく―艪付きボートから見上げるTOKYO風景

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東京水路をゆく―艪付きボートから見上げるTOKYO風景

  • 著者名:石坂善久【著】
  • 価格 ¥1,408(本体¥1,280)
  • 東洋経済新報社(2014/03発売)
  • ポイント 12pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784492043967

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内容説明

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東京の街は、湾奥に何本もの大河が注ぎ、その川たちが運んできた土が積もってできた平野の上に生まれ、また遠浅の沖合を埋め立てて発展してきたことから、水運の便を得やすい土地柄にありました。
かつては、水運が唯一の大量輸送手段であったことから、下町のある低地には、江戸時代より道路と同等かそれ以上に人工の水路が縦横に開かれ、全国的に見ても最大級ともいえる「水路の街」となりました。
江戸・東京の発展に貢献してきた水路たちも、戦後その多くが埋め立てられたり、道路に転用されたりしてその数を減らし、また水運もすっかり廃れてしまいましたが、それでもまだ都内には、結構な数の船が走れる水路(可航水路)が息づいています。
東京は依然として「水路の街」なのです。水路をボートでめぐる街歩きには、普通の街歩きに当然あって然るべき、地場の名物を売る店に立ち寄って食べ歩いてみたり、出会った古老の昔話を拝聴したりといったお楽しみは一切ありません。そのかわり、見事な造形を見せてくれる橋や頼もしくそそり立つ水門、行きかうフネブネといった魅力あふれる住人たちが迎えてくれます。何より、陸上から見る川や運河とは、180度違った視点から眺める水路風景こそ、最大の魅力であり、愉しみでもあるといえるでしょう。オアシス? 秘境? えっ、ここが東京?? と思えるような、大都会の真ん中で味わう、ちょいディープな世界をご紹介します。東京にはまだまだ“大人の楽しみ”があります!
【主な内容】
第1章 水路をめぐる愉しみ、あれやこれや
第2章 心が躍る水上散歩! 地区別水路のご案内I
第3章 心が躍る水上散歩! 地区別水路のご案内II

目次

水路をめぐる愉しみ、あれやこれや(水路徘徊者“道楽船頭”のこだわり 水路めぐりは水門めぐりでもある 沖積低地の守護者、水門。3つのタイプ オトコの夢をかなえる装置、閘門 ほか)
心が躍る水上散歩!地区別水路のご案内(江戸川・中川・綾瀬川流域 荒川可航域とその派川 江東デルタ地帯 隅田川西岸の河川群 ほか)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

雲をみるひと

31
航路案内も含めた東京の水路の紹介。テーマから必然的に多くなる東京東部の紹介という側面もある。類似本をあまり見たことのない希少性が高い本だと思う。巻頭の水門などの施設の紹介は少しマニアック過ぎる嫌いはあるが、全般的には作者の実体験記で臨場感がある。2022/02/04

yyrn

25
八百八町の江戸には全国から大量の物資が集まり、河川をつなぐ水路が縦横に張り巡らされ舟運が発達していたことは知っていた。現代に入りだいぶ埋め立てられたが、この本で紹介されているようにまだまだ当時の面影を残して舟が入っていける水路も多数残っていることを教えられた。ぜひ一度、小舟で水路巡りをしてみたいなと夢想するほどに、私には面白い本だった。▼本川から見える支川の第一橋はどれも異なったつくりの橋で、GPSなどなかった時代、すぐに現在地が分かるよう工夫されていたと教えられ、全体を見た街づくりの大切さを知る。2022/03/22

yooou

8
☆☆☆☆☆ 僕は自転車でですが、心が躍る思いは同じです。こんなワクワクする場所が身近にあったなんて、もっと早く知ってたら良かったと思っています。2010/11/23

とりもり

3
世の中、色々な趣味を持った人がいるものだ。私なんかは、両岸をコンクリで固められた川(というか、ほとんどドブ)には全く興味を持てないが、こうしてモーターボートで遡上した写真を見ると、何かそれなりに興味をそそられるのが面白いところ。でも、やっぱり川の上を占拠する首都高は一日も早く撤去して欲しい。無理とは分かっていても、そう願わずにはいられなかった。隅田川とかの遊覧船に一度乗ってみようかな。★★★☆☆2016/06/22

agrippa69

3
手漕ぎボートで行くぞ。2011/06/23

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