内容説明
近江国丸池藩市橋家。花の道楽に耽る大殿の長重の後を継いだ長昭の代になって3年で、借財を返し、社倉米を2万石も積み上げた秘密は何なのか? そして、病届けを出して姿を見せない長昭の行方は? 友の早乙女一角とともに潜入した幕府御算用者の生田数之進は、御禁制の鉄砲に絡んだ陰謀の手がかりをつかんだ――。ますます人気絶頂の大好評シリーズ第12弾!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ベルるるる
18
今回の藩主、その父親の大殿も、困った人達だな~。2019/11/07
onasu
5
生田姉弟の身辺に動きが出てきた模様。借金完済にてシリーズ終了か。これまでに登場した者の再登場や恋の成り行き等、新味や期待を交えた続編を期待したい。2010/12/13
はなん
4
いまこの時期にこの本を手にしたことに縁を感じる。「恩送り」「甚を去る」2つの言葉をこころに刻もう。それにしても随分雰囲気が変わってきたな。時の流れは人と人の関係を変えていく。私はいやじゃない。まだ一山もふた山もありそうだけれど。2010/12/28
沼田のに
3
お庭番でも隠密でもないのに、大名の江戸藩邸に紛れ込んで、問題を見つけ出して解決する。送り込む幕府の上役も何が問題か分らない。問題の有無もはっきりしないし根拠もない。これでは変だべ。まあ、しかし面白く読んでるし作者が美人だからいいか。今回も数之進と一角は訳も分らず丸池藩に出向だ。6/102015/02/18
だいゆー
3
ゆっくりと落ち着いてコツコツ…2010/10/15