文春文庫<br> 捨てる神より拾う鬼 - 縮尻鏡三郎

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文春文庫
捨てる神より拾う鬼 - 縮尻鏡三郎

  • 著者名:佐藤雅美
  • 価格 ¥649(本体¥590)
  • 文藝春秋(2010/10発売)
  • ポイント 5pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784167627171
  • NDC分類:913.6

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内容説明

御家人としての出世街道をしくじり、大番屋元締となった拝郷(はいごう)鏡三郎は、日々持ち込まれる厄介事を捌いている。ある日、大名家の婿養子のお手つきとなって厄介者扱いの娘を預かることになった。器量のいい娘は旗本の水野采女(うねめ)に気に入られ、奥方にと望まれるが、采女には許しがたい前科があった。なんとか娘を守ろうとする鏡三郎だったが、彼女は意外な申し出をする…。市井の事件と鏡三郎の親心が織りなす人情ドラマ。好評シリーズ第4弾。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

kei302

57
村上豊さんの装画、いいねぇ~。「おれは鬼か?」「まいります」、読み終わっても、意味、分からなかったけど。知穂と三九郎の離縁、手習い所の相方の結婚、罪人の子どもを引き取るなど、知穂の周辺が大きく変化した。 男座の新しい師匠と親密な様子で、心穏やかでない鏡三郎。心配しなくても、知穂はもう大丈夫だよ。 2022/01/06

baba

33
村上豊さんの挿画も懐かしく、久しぶりの佐藤氏の文章、淡々としていて読みやすい。揉めている中で潔く「まいります、捨てる神より拾う鬼」味わい深い。2023/02/05

ひかつば@呑ん読会堪能中

9
不思議な面白さ満載の第4弾。鏡三郎は捕物をするわけでもなくただ話を聞いているだけ。勝手に展開される話に思わず苦笑してしまうというパターンだが、娘夫婦が絡んでくると鏡三郎も黙って見ているいわけにはいかない。しかしこの娘の行動、発言は鏡三郎の想像をはるかに上回り、あたふたする鏡三郎がまた何とも可笑しい。今後の娘の動向に目が離せないな。2013/07/03

Hironobu

7
シリーズ第4弾。素性の知れないお姫様を預かることになる鏡三郎。知穂ちゃんの離婚と三九郎も再婚するわで大忙し。男座にも動きあり。続きが気になる。佐藤雅美さんは安定した面白さ。2017/03/28

ジュール

4
縮尻鏡三郎シリーズ、連続読み。「知穂の一言」美男子にのぼせて家でしたお姫様を仕方なく家に置いている鏡三郎。知穂の一言で目が覚める痛快。その娘の知穂は離婚。強がっていても前の旦那は再婚し、別の男も結婚していなくなる。寂しい。2020/05/12

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