実業之日本社文庫<br> プロトコル

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実業之日本社文庫
プロトコル

  • 著者名:平山瑞穂
  • 価格 ¥550(本体¥500)
  • 実業之日本社(2014/10発売)
  • ポイント 5pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784408550053

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内容説明

ネット通販会社に勤めるOLの絡み合う、仕事・家庭・恋愛事情! 膨大な文字列の中から特定の法則性を見つけだす特異な能力を持つ半面、生真面目すぎて人間関係には不器用な有村ちさと。社内の派閥争いや個人情報漏洩事件に巻き込まれ、仕事や家族、恋人に翻弄されながら彼女が手に入れるものとは? コンピュータ間のデータ授受の約束事を示す用語「プロトコル」を、人間同士の関係へと昇華させて描くキャラ立ち系・neoお仕事小説。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ひめか*

32
文庫本にして再読。あまり世間には読まれてないのだが、好きなんだよなぁ。お仕事小説でありながら、家族、推理、恋愛と色んな要素が詰まっている。アルファベットを識別したりコードを読み解いたりする能力のある有村ちさとは、生真面目だけどある意味不器用で、そんな彼女を愛おしく感じてしまう。ブラントン将軍と海外を放浪する父親もいい味を出していて、ちさとにアルファベットを教えてくれた大切な存在。誰にも害を与えず事件を丸く収めたところは、妹への愛情も感じられる。そして、この本読むとウイスキーのブラントンを飲んでみたくなる。2019/01/23

佐島楓

17
主人公のかたくなな、敵を作ってしまいやすそうな融通のきかない性格(理解できなくはないのだが)がどうしても好きになれず、最終的にも「え? それでいいの?」と口をあけてしまう展開には少々参りました。主人公の特殊な能力など、面白いところはあるだけに、失礼ながら「惜しい!」としか申し上げられない。2013/06/27

ちゃこてい

11
地味に面白かった。主人公有村ちさとの26歳の若さにもかかわらず、地味な服装と生真面目な性格。自分をも冷静に分析する人柄は好印象。そんな彼女が会社で起こる事件の張本人に…最後のどんでん返しに、さほどビックリもしなかったのは、続編を先に読んでたからか?でも彼女の周りを知る意味では続編が先で良かったかも。2016/05/31

run

11
期待度が高かったためか、消化不良な感じ。生真面目なのに会社に呼ぶ?彼は?ズンズンは?と色々もやもや。表紙の意味がわからないのでもう一回読まなきゃかな。でも先に「有村ちさとに…」を読もうと思う。2015/11/12

たらこりっぷ

8
平山瑞穂さん初読みです。競馬の話なんだろうかと勝手に判断して読み始めました。ふむぅ。飲んだことのあるものではありましたが、そこまで気が付きませんでした。今回HPで確認して、改めてほおぉ~と感動しました。アルファベットや数字の並びが意味を持つのかどうか、それは受け止める人次第。すごい人物造形するなぁと思います。全く理解できないではない、と感じる私は異端児でしょうか。2014/07/02

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