内容説明
ジョーはある貴族の壮麗な屋敷に付属するガーデンセンターで花を選んでいたとき、セクシーな庭師マーチと出会い、その後食事をともにした。ジョーの父は地元の有力企業を経営し、これまで、多くの男性がその財産目当てに近づいてきた。だけど素朴なマーチなら、素顔の私を見てくれるだろう。だがある夜、ちょっとした口論のせいで彼を怒らせてしまったあと、ジョーはマーチこそが屋敷の持ち主である男爵だと知り愕然とする。男爵の彼が、私の財産に興味を持つとは思えない。いったい彼はなんのために私に近づいてきたの？■「花のウエディング」の関連作です。身分が違うだけでなく、ジョーとマーチには意外な過去の接点があることもわかり、二人の恋は波瀾を含んだものに……。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
みろん
5
大手建築業者の令嬢と、ガーデンセンターを所有する庭師な男爵とのロマンス。「さよなら」と素っ気無く勝手に去って行ったのに、後日に普通に連絡をしてくるヒーローに笑った。なんて奴だ（笑）。2010/11/27
erie
4
ヒロインは資産家の娘。ある貴族の屋敷に付属するガーデンセンターでセクシーな庭師と知り合う。互いに素性を隠して親しくなったふたりですが、ヒロインの身元を知ってヒーローが怒るのは自分のことを棚にあげてよくもまあ、という感じでしたね。本人もすぐに反省したましたが。誤解とすれ違いだらけの話でした。最後のヒーローの懇願ぶりはよかった。2010/10/16
ひまわり
2
なんだか身勝手な二人だった。好きなら好きで早くくっつけ！2011/08/06
たまきら
1
資産家の娘と、爵位のある男性。一目ぼれの二人は、自分自身を愛してほしくて肩書きを告げずに付き合い始めて…というおはなし。「あはは、そうだったんだ～」と笑って流せるならHQにはなりませんしね。設定にそれほど無理がなくって面白く読めました。2014/11/18
MOMO
1
いやいや、あれで怒ったらだめでしょ、マーチ君。だってあんたも同じことしてたんだから！最も、すぐに反省したけどね・・その代わり身の早さには、思わず笑ってしまったわ・・ところでジョーちゃん。拒絶するくせに説得を望み、結婚を拒否しながらも交際継続を希望するのは少々自分勝手で、大人として問題かと・・・挙句に住む世界が違うって、一人勝手にこだわりまくった上に、明白な事実を無視して、言葉にこだわったせいで、関係をぶち壊すなんて、どう考えても大人がすることじゃぁないわよ！2011/05/25
