人、中年に到る

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人、中年に到る

  • 著者名:四方田犬彦【著】
  • 価格 ¥1,540(本体¥1,400)
  • 白水社(2013/10発売)
  • ポイント 14pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784560080931

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内容説明

足の速さを競う時期は過ぎた。これからは少しずつ生き方に緩やかさを与え、しだいに無為の方へと身を向けさせるべきなのだ……ありのままの思念を綴る、四方田版『随想録』。書下ろし!

目次

プロローグ 二人のグレン・グールド
人、中年に到る
職業と労働について
恋愛の終わり
本と娼婦
知識の不幸と知識人について
わたしはなぜ旅に出るか
憎悪と軽蔑について
功名心について
世代について〔ほか〕

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

醜女の深情け

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著者が読者に寄り添って話してくれた感じ。文化や人間に誠実な著者の姿勢が窺えました。何かホッとした。良い先生なんだな。少し変わってたけど。 数冊の本だけを携えて一人隠とん生活なんて、知性のかたまりみたいな人間だから出来るのだろうか。 それが彼らにとっては心からの喜びなのだそう。 2017/05/13

アンコ椿

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このオッサンの筆まめさにはあきれるわい。2013/08/12

カツェ

0
著作100冊超の著者にして「これまで自分にとって例のない新しい試み」という1冊。実際、書きおろし感の強いフレッシュな原稿が並んでいるが、それだけに、このタイトルと装丁は違うと思った。答えの見出せないまま終わる「わたしの眼の前で苦しんでいる人たちについて」の章など、読みとばせない内容。2012/03/04

wakabon

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四方田氏自身が老年に差し掛かっての考察がいつもの四方田節で繰り広げられ、読ませるのだが、途中で鈴木晶氏の四方田評価(Wikipediaの四方田氏の項目にリンクあり)を読んで、『ハイスクール1969』に感動した我が身としては正直なところ身を入れて読む気がしなくなってしまった。そう言われれば、さもありなんという気もするからだ。ただ、そんな余計な(?)情報を脇に置けば、本書にしても十分に魅力あるエッセーだという事実は揺るがないと思う。2011/02/20

poefan

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静かなる暴走列車風書き下ろしエッセー17編。「故郷と国家」「老いと衰退」がいい。2011/02/16

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