極限世界のいきものたち

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極限世界のいきものたち

  • ISBN:9784883927647

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内容説明

雨が滅多に降らない灼熱の大地、吐く息も凍る極寒の大地、暗黒に支配された不気味な深海……、人間ならば決して生存不可能に思えるそんな場所でも、健気に、かつ、力強く生きている“いきもの”がいる。
オースラトリアの乾燥した砂漠にすむ驚異の給水能力を備えた“トゲの悪魔”「モロクトカゲ」。
全身光学迷彩の“視界から消える魚”「ムネエソ」。
南極の氷に閉ざされた海で生きる“不凍液の血を持つ魚”「コオリウオ」。
アメリカの油田に潜む「セキユバエ」……など全69の驚きの能力を持つ生物を紹介。生き物の持つ面白さ、不可思議さに迫る一冊!

目次

第1章 極限の環境にすむ生物(サイガ―巨大な鼻は命綱;カンガルーネズミ―水を飲まないネズミ ほか)
第2章 極限の生態を持つ生物(ムネエソ―全身光学迷彩、視界から消える魚;オオメジロザメ―川や湖でも!神出鬼没の殺し屋 ほか)
第3章 極限の捕食をする生物(ホライモリ―絶食10年、常識の外に棲む「竜の子」;ハチドリ―飛ぶために飛ぶ!小さな鳥の超高速ライフ ほか)
第4章 極限の繁殖をする生物(コウテイペンギン―極限世界の子育て;シロワニ―仁義なき海の王者の繁殖法 ほか)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Kenichi Yanagisawa

62
めずらしくジャケ買い(笑) 世界には珍しい動植物がいるんだなぁ~と感心した次第。 限定的な地域にしか生息していない動物というのもどきどき聞きますが クロスッポンは凄かった。 バングラディッシュのボヤジッド・ボスタミ寺院の人工の池にしか棲んでいないのだと。 野生のクロスッポンは絶滅して、大事にされていた寺院の池のクロスッポンだけが生き残ったのだということらしいのだが。 2013/10/20

鱒子

43
図書館本。早川いくを氏の「へんないきもの」と似た構成ですが、こっちの方がかなり真面目です。それでもちょこちょこと面白表現が出てくるので、気が抜けない作品です。著者 横山さんの本は2冊目。前回読んだ「憧れの野生動物飼育読本」が大爆笑だったので、それを期待していました。そういう意味では、誠に勝手ながら期待ハズレ。しかし、文章は簡潔で分かりやすく、白黒のイラストも美麗。真面目に楽しい本でした。2017/07/07

姉勤

13
本書の一例「黄色ブドウ球菌」。すべてのヒトの皮膚で活動し、宿主が弱れば結核やガンなどの致命症を引き起こす。人間が開発した特効薬に対し次々に耐性をつけ、他の菌の耐性遺伝子までも取り込んで、あらゆる薬品に耐性を持ってしまう。人間に対する黄色ブドウ球菌が、地球に対する人間にみえてくる。本書は細菌から昆虫、動植物など、特殊でニッチな生物の生態を紹介している。「生きたい」という、生物の意思が、様々な極限環境でも生きながらえる生物達に感心しつつも笑ってしまう。ちょっとした不満程度で自死するのは人間くらいだから、尚更。2014/01/08

C-biscuit

10
Yahooブックで読む。とても生物が生存できないような世界に生きる生き物や変わった生き方など、極限の環境、生態、捕食、繁殖に分けて紹介されている。中には知っているものもあったが、大半はマニアックな内容なので、驚かされることが多い。特に寄生するような生物は、普段は目につかなく知りもしないので気持ち悪さも加え面白く 読むことができた。ただ、残念に思うことは、表紙のようにそのその生物を画像でも紹介しているのだが、写真ではなく、イラストのようであり、また、白黒なので今ひとつつかみきれない生物があることであった。2016/06/02

higurashi_jp

8
ナマコの肛門に入り込むカクレウオは笑った。 ナマコがマゾなのかカクレウオがマゾなのか。 どっちもかw2020/02/17

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