- ホーム
- > 電子書籍
- > ビジネス・経営・経済
内容説明
「伝えることは難しい……」。人は親兄弟でもなかなかわかり合えない。ましてや他人ともなると相手が何を考えているかわからず、どう話をしてよいか迷うときがある。国や文化の違いがあると、コミュニケーション自体がとれないこともある。我々にとって「伝える」ということはそれほど難しいことなのだ。著者がフィンランド大使館員として勤務したフィンランドは安定した経済や卓越した教育法で、以前より注目を集めている。子どもたちに対して小さい頃から、論理的に考え、「なぜ」を基本にコミュニケーションを図る訓練が小さい頃から行われているからだという。そのフィンランドで長らく勤務した著者が、国際コミュニケーションの見地からどう話すか、どう伝えるかの「伝える技術」を説き明かす。『週刊東洋経済』の好評連載「わかりあえない時代の“対話力”入門」の待望の書籍化。
目次
第1章 フィンランド式「話し方」の秘訣(「話せばわかる」ではないのだ;おとなしいのは悪いことなのか;分をわきまえるということ ほか)
第2章 対話の道は「論理思考」から(厳しい対立状況でこそ有効な対話;論理的であること、非論理的であること;言葉で埋め尽くす必要、言葉で埋め尽くす寂しさ ほか)
第3章 交渉ごともうまくいくこの手法(悪意の対話者に対抗するには;心理戦を有利に進めるエンパシー入門;自己呈示で自分を演出する ほか)



