内容説明
遊郭が集う天下の歓楽街――《胡蝶街》には、人やモノにとり憑く《影》を詠み、《影》を封じる《巫》と呼ばれる遊女たちが集められていた。胡蝶街一の巫と名高い少女・天花は、お祭りの夜、7年前に突然姿を消してしまった幼馴染の月長と再会する。喜びと戸惑いのなか、大陸からやって来た皇子からの依頼をきっかけに、ふたりの過去と運命と恋が動きはじめる――。栗原ちひろが描く、和風退魔浪漫ファンタジー開幕!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
shizuca
7
設定が私の好みにカチッとはまったようで、あとはすらすら読めました。ところどころ月長の行動に「?」と思いましたが、矛盾などではなくただ、もっとそこ詳しくという類いの「?」です。明治初期をベースにした世界かなーと勝手にイメージして読んでいました。常磐より鳩羽の方が濃くて常磐がラストのあたり薄くなりすぎていて「??」となりました。鳩羽はただの剣が大好きな可愛い人。暑苦しいけど。2015/07/20
U
5
あなたに殺されたい、の天花が、もうさすが栗原さんって感じの殺し文句でどきゅんときました。 ラストに向かうほど、楽しく美しく妖艶で、なのにラストは可愛くて。鳩羽の叔父さんがすごい好きだww2010/09/21
F_GREEN
4
楼閣の極彩色、路地裏の漆黒、夕暮れ、月明かり、花や絵、衣装の色。モノクロの活字を追っているのに、心に鮮やかな印象を残して行くお話。裏が有る筈だけどなんぞこの天然ボケ→あ、さすが相手役→やっぱ天然?な月長が良い。天花は私的にはかなり好感度高いヒロイン。2010/09/21
かや
3
栗原先生の作品は『オペラ』シリーズと『六使徒』シリーズを読んだことがあるけど、女の子が主人公なのは初めてでした。和風退魔浪漫ファンタジー、すごくおもしろかったです。天花がの想いが可愛くて、月長がかっこ良くて…。終盤からの展開が早くて、一気に引き込まれる感じも良い。睦月ムンク先生のイラストも物語にぴったりでした。これからの二人の関係が凄く気になります。続きもでて欲しいなぁ〜。2014/05/25
Aladdin
3
月長が、何事もそつなくこなせそうなのに、物語の終盤では天花に振り回されっぱなしで、読んでるこっちはずっとニヤニヤです。続編が出たら買いです。2010/10/05
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