アスキー新書<br> 江と徳川三代

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アスキー新書
江と徳川三代

  • ISBN:9784048687362

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内容説明

親族の死、政略結婚、跡継ぎ争い……。織田・豊臣の戦国の動乱を生き抜き、徳川将軍家最初の御台所として江戸城大奥の創設者となり、泰平の世・江戸三〇〇年の基礎を築いた江。その波乱に満ちた生涯は、家康・秀忠・家光、世にいう徳川三代と数奇な運命をたどるものだった──。

目次

第1章 二度の落城と父母との別れ―信長・秀吉との戦い
第2章 二度の結婚と夫との別れ―離別・そして死別
第3章 三度目の結婚と年下の夫―徳川家に嫁ぐ
第4章 将軍の御台所に―三姉妹の戦い
第5章 江戸城を築く―将軍の家庭
第6章 将軍の母に―江戸三百年のはじまり
終章 江の面影を追って

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

月讀命

53
NHKの大河ドラマ『姫たちの戦国』を見て、江姫にちょっと興味が出てきたので読んでみた。織田、豊臣、徳川と時代が移り変わり、その主人公が変わっても、いつもその脇には『江』が存在する。こんな奇蹟的な数奇な運命を辿った生涯に驚嘆する。現代で言う所謂『あげまん』の女性だったのではないだろうか。以後300年近く続く江戸幕府の屋台骨となる大奥を創設し、初代御台所として徳川家の繁栄に寄与した女性だが、女性なら嫉妬するのが当然であろうに、多くの側室を束ねていくなんて、大層、懐の広い『おんな将軍』というべき女性なんだろう。2011/11/15

柚桜

8
新書は小難しい感じがしてあまり手にとらないけど読み始めると夢中になる。徳川3代将軍と絡めて江の一生を史実と作者のコメントでまとめてあり、一番最後の年表を見ながら読み進めていける分かりやすい本でした。浅井江という人物は織田信長を叔父にもち豊臣秀吉の養女となり徳川家康が義父になったという戦国時代から江戸時代にかけて天下を目指した武将とことごとく関わったスーパーセレブだとため息。江の霊廟があったところを一度見に行ってみたいなぁ近くに徳川家霊廟もあるみたいだし。いよいよ歴女に片足突っ込んできたみたいです(笑)2014/01/17

波 環

3
再読 江が大河ドラマになるってんで大急ぎで知ってることをかきつらねました〜の本 事実関係の年号を知る程度には役に立つ2017/09/08

maito/まいと

3
大河ドラマもクライマックス、ということで今更読破(笑)小説家でも書こうとしないだろうってくらい数奇な運命をたどったお江の生涯を改めて確認したのだけれど、以前お江展行った時も思ったが、この方の史料がものすごく少ない、ということを改めて実感。特定方向からの史料やイメージによって印象が作られた人なのかもしれない。更なる研究が進むことを願う。2011/10/17

takao

2
特に新しい視点はないので歴史好きの人には進めないが、江を取り巻く歴史状況を把握するには良い。2010/11/20

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