内容説明
智美の満ち足りた新婚生活はつかの間だった｡会社経営の夫の社業が傾くとともに得体の知れぬ鍬形一味が社内にたむろし､自宅には謎めいた航空写真が届き始めた｡一枚ごとに､ある地点が拡大されてくると夫は怯え､ついには失踪｡手掛かりを求めて写真の風景がﾋｮｰ越峠と突きとめた智美だが､まもなく同地で鍬形の撲殺体が…｡峠に充満する殺意はさらなる生贄を欲していた｡
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ロッタ
0
凶器のバットの捜索方法に「それはないでしょ」とツッコミを入れつつ、その先が気になり、途中までは夢中になって読んだ。ラストに近づくにつれ思わぬ展開に驚くと同時に、グロテスクな描写が続くので気分が悪くなった。正直、読後感はよくない。2024/03/05
