内容説明
山下洋輔トリオ縦横無尽、赤塚不二夫の面白グループも全速前進、そして伝説の番組『今夜は最高!』が始まった――。編集者として、舞台演出家として、放送作家として、著者が駆け抜けた八〇年代は“笑い”と“音楽”に満ち溢れていた。ジャズ、落語、テレビ、舞台、出版……秘話満載、知られざる日本カルチャーを綴る!
目次
1 落語的ジャズの日々(『宿屋の富』―自己紹介、そして山下洋輔とジャズ関係の人々と『冷し中華祭り』;『寿限無』―『結成40周年記念!山下洋輔トリオ復活祭』 ほか)
2 今夜は最高な日々(『ザッツ・エンタテインメント』―テレビのバラエティ番組、今昔;『失われた週末』―『サンデーお笑い生中継』、『スター誕生!』、『夕刊タモリ!こちらデス』 ほか)
3 ショーと舞台の演出の日々(『間違いの喜劇』―初演出は東京ヴォードヴィルショーの『七輪と侍』;『夏の夜の夢』―二人になったチャンバラトリオとワハハ本舗の『極楽探検隊』 ほか)
4 歌謡曲かよ人生はの日々(『一杯のコーヒーから』―義兄小野二郎と晶文社と津野海太郎と植草甚一;『星は何んでも知っている』―ディープ・インタヴュー『みんな不良少年だった』 ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ばんだねいっぺい
5
ヨルタモリが恋しくなる。2015/11/09
最終バック九番手
3
第一章と第二章の初出は小説新潮2009年10月号と2010年1月号で第三章と第四章は書き下ろし…若手に媚びられる大御所になるなんて誰も想像しなかったまだ国民のオモチャだったころのタモリの話は貴重…他人の金でいかに遊びまわってきたのかという自慢話を読まされた感じ…参考文献:あり…発行:2010年8月25日…本体1700円2010/10/08
macau3
1
今夜は最高はテレビのバラエティの中での最高峰。これ以上のゲストを呼べる番組はない2011/08/27
kokada_jnet
1
ジャズ、テレビ、演劇、本と、各ジャンル別に自身の80年代を回顧した本。読み物としてはそれなりに面白かったけれど、メイン題材の「今夜が最高」が自分にとっては面白くない番組だったからなあ・・。念のためYoutubeで見直してみたけれど、タモリがとにかくミスキャスト。本格バラエティ番組には向かない人だ。あと、著者の「人脈で仕事する」癖が鼻につく。2011/01/15
nora
1
あの伝説の番組『今夜は最高』を見られた幸せを噛みしめながら読みました。2010/10/30