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内容説明
日本人に足りないのは、バカなことをやり抜くひねくれ精神。“独創の巨人”がアイデアの源泉を語る。リンゴ三つとミカン三つを足すと、全部でいくつになりますか?――この質問にこそ、国際競争力を左右するカギが隠されている。いまだに教科書を正しく暗記し、模範解答をすみやかに出すことが最善だと勘違いしている日本人。すぐに役立つ知識ばかりがもてはやされる。これではたして真に優秀な人を評価できているのだろうか。「ミスター半導体」と世界に称賛された”独創の巨人”は言う。「バカなことに最後まで打ち込みなさい」。突拍子もないアイデアを形にし、新しいものを生み出す力はどこから湧き上がるのか?
目次
第1章 「1+1」はわからないほうがいい
第2章 「優秀」のものさし
第3章 生み出す力はどこから生まれるか
第4章 アイデアの種は現場にある
第5章 真理はたえず少数者の側にあり
第6章 「すぐに役立つ」からの脱却
第7章 日本人はアジアから尊敬されていた
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Kiyoshi Utsugi
31
西澤潤一の「生み出す力」を読了しました。 エレクトロニクスの分野では非常に著名な西澤潤一先生の書かれたものですが、専門書ではないため非常に読みやすかったです。 西澤潤一先生の恩師となる方は、八木・宇田宇アンテナの八木秀一先生、半導体の渡辺寧先生であることが分かったり(直接の恩師は渡辺寧先生とのこと)、八木秀一先生と抜山平一先生との間の裏話など、なかなか興味深かったです。2020/10/06
ceskepivo
7
独創性を追求するには、メンタルな強さが求められる。「絶対負けられない」という気概がなければ、良いアイディアも浮かばない。研究とは、常に基本に立ち戻って理解・納得すること、そして基盤整備することにこそ意義がある。2015/10/11
舞華
3
主語の省略や代名詞が何を指しているのか不明瞭な箇所が多いため、読みづらい。そしてところどころ極論がみられました。特に、第3章は筆者さんの言いたいことをほとんど理解できませんでした。しかし、「教育においては国語が大切」など、いい意見も多々ありました。なかでも、あとがきはすばらしかったです。全体的には「日本人は~」とある文が目立ち、戦前の教育を受けた人であり、日本を誇りに思っている人なんだなぁと感じました。戦前の教育では学ぶべきことを学べていたことも、改めて感じました。修身の授業は一度見てみたいです。2011/08/31
Ex libris 毒餃子
3
アメリカが嫌いなんだなぁ、という印象がつよい。デューイの教育思想をやや間違えてとらえてるし。ただ、言ってることは間違ってない。戦前の大学生の方が当たり前。今の大学生なんてほとんど天ぷらじゃないか。とはいえ、あのシステムには戻せないよ。とにかく、早期英語教育には反対です。日本語もまともに話せないのに英語なんか話せねぇよ。むしろ、話せねなくていいから日本語勉強しろ!2010/08/24
K
2
(2010,141.5)東北大学電気通信研究所教授時代、半導体研究所所長に就任し、研究を進めるため、PINダイオード、半導体レーザーの特許放棄し、施設を作り人を雇ったという逸話にクラクラする・・・。また、発光ダイオードでも赤、黄、緑を作ったが、高額で青は作らなかった→これがノーベル賞・・・。さらっと書かれているが、行間を読むしかない・・。西澤先生はノーベル賞以上の方ですね。潔さから言っても。ああでもノーベル賞とっていただきたかった。2021/03/17
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