内容説明
火星の砂漠の町サベイジにあるバーで、海賊・ヨウ冥はフィラール星の女官長の依頼を受ける。それは通商使節として訪れた火星で行方不明になった王女を捜し出してほしいというものだった──ヨウ冥を追う黒ネコ型宇宙人にして海賊課のお荷物刑事のアプロと、相棒ラテルがおりなす人気シリーズ第一長篇。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
セウテス
50
敵は海賊というタイトルの、敵側である海賊の視点からの物語なので、海賊版という事らしい。宇宙海賊課の刑事ラテルとアプロのシリーズで、これが第1作目となる。フィラール星の王女が行方不明となり、その捜索に悪名高き海賊とう冥が依頼される。その後を刑事二人が追いかけ、何でもありのドタバタストーリーとなる。平行世界を往き来するため、自分と向こうの世界の自分の二人が存在して込み入るので、状況が結構複雑です。刑事二人の会話に笑い転げ、さくさく進む展開は気楽で良いのだが、プロットが多重化し過ぎており理解しているか不安です。2015/10/01
つきかげ🌙
35
かなり昔に書かれているのに全然古さを感じない。ドッペルゲンガー的存在を本作ほど緻密に論理的に描いた作品は世界でもないんじゃないかな?
miroku
25
並行世界の登場人物たちが入り乱れるスペースオペラ。いや、ファンタジーと言うべきか?ややこしい!しかも疾走感が半端じゃない!目まぐるしく目くるめく作品。2015/03/06
怜
25
新井素子や高千穂遥、栗本薫を読んでいつつ、国産のSFを軽視していた自分を呪いました。すんごい面白いです!SF好きにはおなじみの要素がこれでもかこれでもかと用意され、ドタバタとシリアスがミックス。しかも並行世界が舞台で、あなたはどちらのどなたです?状態。そんなこんなで読み始めた、この「敵は海賊」のっけは伝説の海賊ヨウメイの登場でシリアスなんだけど、海賊課の刑事コンビと+1の登場でカオスにつぐカオスにつぐ、カオス!(つづき2014/04/27
紫
19
ロマンスあり、騎士道精神あり、ドタバタ劇もあり。本当に盛りだくさん。そのうえ登場人物達には、それぞれドッペルゲンガーがいて、パラレルワールドになってて…文章は読みやすいんだけど混乱してしまいます。登場人物達の目指すものに対して、自分があまり感情移入できなかったせいか、ちょっと入り込めませんでした。2014/06/02
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