内容説明
老舗ジャズ喫茶店主が選ぶ究極の名盤ガイド。
東京・四谷のジャズ喫茶「いーぐる」店主&ジャズ評論家である後藤雅洋による、ジャズガイドの決定版。「いーぐる」の選曲ノウハウを基に、500枚のジャズアルバムを「歴史」や「スタイル」ではなく、“実際に聴いた感じ”で捉えて分類。“ハードバップ”“モード”といった難解な専門用語を知らずとも、ジャズ喫茶の椅子に腰掛けた客のように、ジャズの魅力に浸ることが出来るようになっている。
(「クールな感じ」「グルーブ感がいい」「リラックスできる」…など18種)傾向リストによって効果的にグループ分けし、あるグループの演奏が気に入ったら、そのグループの他のアルバムに“耳”を拡げていく、という方法をとる。
巻末に、著者インタビューと、アーチスト別索引、全アルバムデータ(参加メンバー、レーベル、録音年)を収録。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
たー
23
ジャズは聴いてみたいけど、どれを聴いたら良いかわからないという私のためにあるような本だ(笑)2012/10/24
baboocon
19
ジャズを「聴いた感じ」で章立てて紹介するという、ジャズに興味を持つようになったけど何から聴き始めたらいいのかわからないというバリバリの(形容詞おかしい)初心者の自分にはありがたい一冊。紹介されているアルバムの何枚かは有名どころだけにすでに聴いていたりするけれど、これ読まなきゃ死ぬまで知らなかっただろうなというのが当然ながらほとんど。なるほど、マニアでも無い限り500枚ものリストがあれば「一生モノ」というのは間違いじゃないかも?2016/11/11
GORIRA800
18
歴史とかじゃなくて聴いた印象を中心にジャズを進めるわかりやすいリスト 多彩な音楽がある中でジャズという一種においても知らないアルバムがあることにワクワクしてくる この本を読んでジャズはなかなか終わりの見えない趣味だと再認識しました 私もただサックスが鳴ってるなあじゃなくて彼の音はいいよね・・・っていえるおっさんになりたい2021/11/30
kinkin
17
ジャズで何が好きで誰がよくてどんなレコードがおすすめなんていうのは、 どうでもいいことであって、それを自分が全部作ったかのように語る評論家というのはどうにも好きになれない。ジャズ名盤というのは誰かが言った名盤と呼ばれるモノに少しだけ自分だけのお気に入りのマイナーなのを入れたら、案外簡単に出来そうにも思える。2013/11/10
六波羅
16
名盤500となるとジャズ歴の浅い僕の知らないマニアックなアルバムも多かった。否、アルバムどころか聞いたことないプレーヤーも数多くいた。読みながら食指が動いたアルバムがあると早速、Amazonでチェックした。こういう読書もたまにはいいね。2014/07/18




