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内容説明
動物園のおきゃくさんは、まい子だけれど、元気な女の子、まあちゃん。たのしそうに手をつないだ、おじいさんとおばあさん。ケンカばかりしている、おとうさんとおかあさん。飼育員は、カバ係の井上くんと小林さん。「ヒ・ポ・ポ・タ・マ・ス!」まい子のまあちゃんが、まほうのことばをとなえたら…?登場人物ぜんいんが、主人公のお話。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ベーグルグル (感想、本登録のみ)
44
高野文子さんの絵に惹かれて。カバの親子を中心に、それに関わる飼育員、親子、老夫婦の話。単に動物園の話でなく、動物園を舞台の人間ドラマのようでした。交差していたお互いの気持ちがぴったりとおさまった最後にホッとしました。2019/12/13
野のこ
33
すごく良かったです。挿し絵は白黒でシンプルなのに線はリズミカルで生き生きしてる。装丁はずばり高野さんの(私の勝手な)イメージぴったり、濃いめの緑。ケンカから仲直りした両親が手をつないでるのを、まあちゃんが見てびっくりしてるシーンが好き。文章はどの登場人物も優しくほのぼのいいなぁと暖かい気持ちになれました。しかも深い。あとがきも素敵。高野さん目的でしたが、他の山田さんを読んでみたくなりました。「ヒポポタマス」に物語とは関係ないけと、メリーポピンズの魔法の言葉「スパカリフラジリスティック~」を思い出しました。2017/12/03
ぱせり
11
動物園って不思議だねえ。一日、ここにいると、何かがおこるのかもしれないねえ。動物たちは、そんな人間たちをどう思って眺めているのかな。見ごたえあるよなあ、とつぶやいているかもしれない。ヒ・ポ・ポ・タ・マ・ス。うふ、ゆっくり言ったら、ほんとにおまじないみたいだ。2010/11/04
遠い日
10
高野文子さんの絵を求めて。「ヒ・ポ・ポ・タ・マ・ス」の呪文が繋ぐ幸せ。動物園にいる人々が、ぐるりと回って繋がって、みんなの気持ちが落ち着いて、ちゃんとものごとが見えるようになる。そんな一日を描く山田さんの目はやさしい。もの言わぬ動物たちの思いも、ちゃんと見えてくる。2015/02/14
おはなし会 芽ぶっく
8
4年生ブックトーク授業 教科書掲載のおすすめ本から選書 ある日の動物園の一日。カバの親子前、自ら迷子になった女の子、両親、老夫婦、カバの飼育員井上くんと小林さん。 自ら迷子になる女の子になぜ?と反応してくれました。2019/12/11