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内容説明
「企業が勝ち組と負け組にわかれるのはなぜか」「平均寿命を超えて生き残る企業にはどんな特徴があるのか」
従来の企業研究の多くは、この2つの問いのどちらかに答えるために行われている。
本書はこの2つの問いを同時に探求すべく「持続的成長企業」を研究対象にした。生きながらえて、かつ、高業績を持続するのはさらに難しいからだ。
そこでわかったことは、企業経営に奇策はないということである。持続的成長企業は、一見、簡単に見える「経営にまつわる当たり前」を愚直に行っている。
キヤノン、トヨタ、武田薬品、花王など日本の超一流企業の定量・定性分析を通じて、長期的に繁栄する企業が実践している組織づくりと人づくりの仕組みと、実践における鍵を明らかにした。優良企業研究と長寿企業研究を組み合わせた1冊。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
メルセ・ひすい
2
13-132 赤80・組織能力とは経営トップ、中間管理職、一般社員 組織風土、つまり経営資源を源とする。★「実行・変革力」=「経営トップ」長期とスピードを両立したリーダーシップ! 「組織風土」環境変化の柔軟に対応できる。 「中間管理職」理念を理解し、現場でイノベーションを推進する。・「知の創出力」としての経営資源=「一般社員」誇りを持ち率先行動する。「組織風土」多様性と一体感を重視する。「中間管理職」知を連結する。★「ビジョンの共有力」=「経営トップ」現場感覚をもち変革の推進・※2010/09/07
Yakmy
1
人材マネジメント面から持続的成長企業を分析。恥ずかしい横文字の連発はリクルートっぽい。2016/11/12
Kazuya
1
持続的成長企業にみられる特性をマネジメントと戦略の視点から分析した事例研究書籍。さらっと流し読みしてしまったのであまり後に残っていないのが我ながら残念。いつか再読したいと思う。152010/09/03
ryo1oo3o
0
定量的に「成功」を定義した上で、構造方程式モデリングを用いて企業の特性と業績との相関関係を分析している。持続的成長企業の能力として実行力・知の創出・ビジョンの共有があげられ、さらにその背後に社会にも貢献するが儲けもちゃんと考えるなどの価値基準があることを調べた。当たり前の結果をある程度定量的に示したところに意味があるのだろう。2015/12/22
デューク
0
持続的成長企業が備える組織能力は、実行・改革力、知の創出力、ビジョン共有力の3つを兼ね備えている。それを解き明かした前半部の細かい論説は見事。やけど、それをどうやって実現していくかという後半部が消化不良。上記の組織能力に真新しさはない分、誰にでも当てはまる答えなどない。それは分かっているが、もう少し踏み込んだ考察が欲しかった。2014/01/09