内容説明
ナショナル ジオグラフィックが精選した冒険ノンフィクション選集。米テロに倒れる直前にアフガニスタン内戦の英雄マスードが示した厳しさと優しさ、謎のエボラ出血病と闘う国際医師団、日本のクジラ調査船団に突っ込むシーシェパードなど、緊迫の現場報告10編を収録。生と死が隣り合う極限の世界で、命をかけて闘う人びとに密着した作家やジャーナリストたちが生々しい経験を綴っている。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
橘
7
世界的に知られた事件、人物に関するノンフィクションを短くまとめた文書集。おそらくは多くの時間と資料を背景に、現実のエッセンスを著そうとした力作ばかり。駆け足だが、筆者それぞれの取材熱が伝わってくる。2018/02/22
トムトム
6
こんな危険な場所に行って見て書く人がいるんだなぁ。面白くはない。自称ジャーナリストが「ありのままの真実を伝える」とか言っているけれど、多分に主観が入っている。ナショジオの場合はキリスト教色が強い。異文化への非寛容が鼻につく。2019/10/22
sasha
6
カバー写真のマスードの笑顔で衝動買いだよ。極地からの報告と、野生動物をめぐる冒険の2部構成。マスードの話だけでも満足だったが、ホロコーストの嵐をウクライナの洞窟でやり過ごしたユダ人一家の話はもっとじっくりと読みたいと思わせてくれた。エボラ出血熱と対決する国際医師団、人家を襲撃するゾウ、遭難のメカニズムと人間の心理等々。どれも面白かったが写真がほとんどないのが残念。ユダヤ人一家が1年近くを過ごした洞窟にも実際に足を運んでいるのだもの。口絵でカラー写真が欲しいところだったなぁ。世界には知らないことが多すぎる。2014/08/29
normal09
2
おもんくないな。2011/06/20
デナーダ
2
目的さえ正しければ、どんな手段でも許される?テロを容認したら、鯨よりモスレムを守るイスラムの論理に飲み込まれる。2010/09/30