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内容説明
いくら「会社のため」にやったとしても、法令違反をした社員を、会社は決して守ってくれません。なぜなら、法令違反をした社員をかばうことで、その会社自体が罪を問われることになりかねないからです。これが、今日本が直面している「法令遵守に厳しい」社会の実情なのです。であればこそ、「自分を守る」には「自分が知識をつける」以外にありません。本書はそんな法律の観点から「やってはいけない」ことを紹介するとともに、自分の身を守るための最低限の法律知識を説くものです。法令遵守についての基礎知識から、「ゴルフでの賭け」「ネットで会社の悪口を言う」「ホテルに偽名でチェックイン」など具体的なケースごとの違法/合法の判断、さらに「企業犯罪に巻き込まれたらどうしたらいいか」までを詳しく、わかりやすく解説。「コンプライアンスなんて聞き飽きた」という方にこそ読んでほしい一冊。
目次
第1章 「事後チェック型社会」がやってきた<br/>第2章 会社はあなたを守ってくれない!―自分を守るための法律知識<br/>第3章 こんな行為も犯罪になる!―事例で見る「やっていいこと」「いけないこと」<br/>第4章 「やってはいけない」事件簿―実際のケースから合法・違法の境目を探る<br/>第5章 「犯罪者」にならないために―企業犯罪について知る<br/>第6章 法令違反の有無はどのような手続で決まるのか
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ず〜みん
3
図書館の本で読破。会社法改正で、発売当時と若干違うところもあるけど、「あー、会社法でやったやった」的なことがたくさん。善管注意義務とか、風説の流布とかライブドア事件真っ盛りに法学部だった身としては「懐かしー」「そーいえばそーなんだよね」という呟きの連発でした。2015/04/26
Riko
1
図書館で借りた。2015/02/10
sawa
1
☆☆ もっと面白い感じの内容かと思ったら普通に勉強になる感じだった。犯罪行為を目撃したにも係らず通報しないのは通常罪に問われないが、会社内で社内の人間の法令違反を知った場合は行動を起こす義務があるとは知らなかった。(図)2010/09/23