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内容説明
戦国時代の尾張地方。乾山城主の娘・風花は、異形の天才軍師・白鬼丸に助力を求めるが、なぜか二人はキスをすると中身が入れ替わってしまう関係に…。そんな風花に勝幡のキレ者城主・織田信貞が求婚! …厳しい戦の続く世の中を力強く生きる人々を描いた、柳原望のハートフル戦国ロマン『とりかえ風花伝』(花とゆめコミックス全3巻)の「その後」の物語。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
kagetrasama-aoi(葵・橘)
33
「とりかえ風花伝」完結篇(下)。“とりかえ”の不思議、この設定意味あるのかなぁ…と少々懐疑的になりながら読んでいましたが、最後に納得しました(o^O^o)。同人誌で描き続けて下さって、感謝です。夫の出身地が一宮なので、柳原さんの地元ネタも凄く楽しく読みました‼️数年経ったらまた読み返したいです。同作者さまの“お伽話シリーズ”も確か所有しているはず。また発掘作業しなくては(o^O^o)。2022/10/30
ひこまる
12
主人公カップルが入れ替わる「とりかえ」の設定は穏やかな絵柄とともに如何にも少女漫画的だが、舞台が織田信長の祖父信貞(信定)の時代の尾張で主人公側の居城「乾山(犬山がモデル)」攻防戦と「船田合戦」というマイナーだがこの地方の転換期となった戦いを軸に、少女漫画の甘さを取入れつつも戦国の世の苛烈さを描き切った大変ハードな作品であった。特にラストは自分なりに思い描いていたものとは全く異なり、ここから信秀信長に繋がっていくのかと思うとただ感慨無量であった。男女問わず是非とも読んでもらいたい傑作。2012/11/11
ゆり
4
ラスト近くの展開は情け容赦なかったけれど、時代を思えば、これが当然の世界なんですよね…そんな中でも、あっと驚く結末でした。「とりかえ風花伝」って、そういう意味だったのか…完結編まで読めて、もう本当に良かったです。風花も白鬼丸もその他の皆も、信じられないくらいに成長していて、目頭が熱くなりました…清くん、許せないこともあったけど、やっぱり最後まで好きでした(笑)。2011/01/01
るぅるぅ
4
切ない展開に、綺麗事ばかりでは生きていけない時代を思い、なんともいえない気持ちになりました。結末までは、けっこう衝撃の展開ですね。みんな一生懸命生きて、大切な人たちを守ろうとしている姿に、とても優しい気持ちになりました。同人誌でここまで続きを描き続けた作者さんに感動です。2010/07/18
ぐっち
4
最初を読んでないからかもしれませんが・・・白鬼丸より信貞のほうが印象的。花ゆめコミックスのお話も読んで、もう一度読み返したい・・・と思ったらアマゾンで売り切れ・・・。重版してほしい!2010/06/26