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内容説明
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日本の医療は小手先の弥縫策で曲がりなりにも持ちこたえてきたが、その内部矛盾は極限に達し、崩壊不可避の状態にある。内在する矛盾・混乱をはじめて理論的に解明した画期的な研究。
【主な内容】
はじめに
第1章 わが国医療制度の概要
第2章 現状と問題点
第3章 わが国の薬価制度
第4章 諸外国の医療制度
第5章 制度に内在する矛盾
第6章 国民のための医療制度改革
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
渓流
1
我が国の医療制度の問題点がよく整理されており、今後の医療、社会保障制度の報道を聞くときの、基礎知識が出来た。博士論文をベースにしたものであるが、学術的な堅苦しさもなく、割と読みやすかった。とは言っても、内容それ自体が持っている難しさのため、斜読で済ましてしまったところもありはするが。国民皆保険と言いながら、僻地での医療難民、夜間の乳児医療の未整備等々、その実態は皆保険から遠く、この打開のために、セーフティネット型の保障に移行すべきとの提言に考えるところあった。欧米の医療制度についてもう少し知りたかった。2010/10/14