内容説明
人類の生物学的進化は4~5万年前に終わったという従来の学説を否定して、1万年ほど前から人類の進化が加速していると論じた本。1万年ほど前に始まった農耕によって、大きな変化が起きた。人間はそれまでと違う食べ物を食べるようになり、新しい病気にさらされ、集団生活のしかたが変わり、人口が増大した。このような文化的な変化がヒトに自然選択の選択圧を加え、ヒトの心と体を遺伝的・生物学的にも変化させた。そうした遺伝的変化が今度は文化や歴史に重大な影響を及ぼした。人類史とは、生物学的変化と文化的変化がからまりあった、終わりなき舞踏のようなもの。著者らが「遺伝歴史学」と呼ぶアプローチに基づいて、人類史の謎を解き明かす。
目次
第1章 概観―世の中で一般に信じられていること
第2章 ネアンデルタール人の血
第3章 農耕の開始による大きな変化
第4章 農業のもたらしたもの
第5章 遺伝子の流れ
第6章 拡散
第7章 中世の進化―アシュケナージ系ユダヤ人の知能の高さはどこから来ているか?
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