妻と家族のみが知る宰相―昭和史の大河を往く〈第9集〉

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妻と家族のみが知る宰相―昭和史の大河を往く〈第9集〉

  • 著者名:保阪正康
  • 価格 ¥880(本体¥800)
  • 毎日新聞出版(2014/03発売)
  • 3月の締めくくり!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~3/31)
  • ポイント 240pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784620319889

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内容説明

東條英機夫人、吉田茂の娘、鈴木貫太郎夫人、犬養毅の孫娘など、女性が見た宰相たちの素顔、歴史の瞬間!

<目次>
犬養毅と“ある歴史の娘”
犬養道子氏の推理──誰が犬養首相を撃てと命じたのか
テロにあった家族が肩をすくめて生きていく時代
ゾルゲ事件と犬養家──尾崎秀実の「眼」
曾祖父・犬養毅の志を継ぐ緒方貞子氏
東條夫人「あの戦争はタクだけの責任だったのでしょうか」
戦後につくられた東條擁護の構図
東條逮捕の日──カツ夫人の心中
東條の最期を巡る教誨師と遺族との齟齬
東條の息子として戦後を生きるということ
鈴木貫太郎とタカ夫人、関宿での戦後の日々
二・二六事件──タカ夫人から宮中へ伝えられた一報
首相秘書官だった長男・一氏が感じた父の覚悟
「歴史に生かされた」指導者・鈴木貫太郎とタカ夫人
“永遠の平和”を唱えて逝った鈴木貫太郎の遺志
宰相の娘であり母となった麻生和子氏
講和条約と安保条約調印の地、サンフランシスコを大磯から望む
吉田茂邸で書生をしていた陸軍省兵務局のスパイ
吉田茂逮捕の日の大磯
終戦──時代が吉田茂を必要とした
吉田茂の人生最良の日と「目黒公邸」
もし講和条約直後に国民投票を実施していれば
七年二カ月の長期政権、「吉田城」落城の日
 
あとがきに代えて──宰相を支えるパートナーとしての夫人と家族

目次

犬養毅と“ある歴史の娘”
犬養道子氏の推理―誰が犬養首相を撃てと命じたのか。
テロにあった家族が肩をすくめて生きていく時代
ゾルゲ事件と犬養家―尾崎秀実の「眼」
曾祖父・犬養毅の志を継ぐ緒方貞子氏
東條夫人「あの戦争はタクだけの責任だったのでしょうか」
戦後につくられた東條擁護の構図
東條逮捕の日―カツ夫人の心中
東條の最期を巡る教誨師と遺族との齟齬
東條の息子として戦後を生きるということ〔ほか〕

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

じょーもん

1
もっと「私」としての首相(犬養 東條 鈴木 吉田)が描かれているのかと思ったら 結局は「公」の部分で期待外れ。2017/03/07

凡人太郎

1
著者は,昭和史の史実を確かめるために,これまでに何人かの政治家に話を聞き,またその家族にも話を聞いている。 政治家の家族に関しては,取材を通して2つのタイプに大別できたという。 ひとつは,政治家としての歴史的評価や客観的分析とは別に,家庭内の夫や父の姿にとどめる,公と私を明確に区別するタイプ。 もう一つは,公私の区別がついてなく,自分たちの感情と歴史的評価を混ぜあわせにして証言するタイプ。 どちらかと言えば,歴史的に負の評価を受けている政治家の家族は後者の傾向があるという。 犬養毅,東条英機,鈴木貫太郎,2012/09/30

1
出てくる宰相は犬養毅、東条英機、鈴木貫太郎、吉田茂。ページ数のわりにすぐに読めてしまった。夢中になったからではなく、この人の本にしては内容が薄くて読むこむ必要がなかったから。うーん、とにかくタイトルを消化しきれていない感じ。著者のいつもの自分の推理が目立って、肝心の宰相の内輪話があまりないのが残念。2011/11/20

takuya

0
☆4 おもしろかった。 【備忘録】①犬養毅は孫文の支援者。犬養のひ孫が緒方貞子(緒方竹虎の息子と結婚)②吉田茂(嫁は大久保利通の孫、牧野 伸顕の娘)の娘の旦那が麻生太賀吉。麻生鉱業③中国国民党ー 中華民国(台湾)における主要政党の一つ、、現在は政権与党。反共・民族主義2012/03/18

鹿之介

0
せっかく多くの人に取材してるのに結局自分の説に全てを牽強附会につなげていく。例えば本書では、東條英機の夫人が「主人をいつか陸軍大臣にしてみせる」と言ったとされてることを否定されたのに、「結婚してから忙しくなって女子大に通えなくなった」という発言から、「カツ夫人は人生の目標を主人の栄達に置くことにしたのだと思う」と書く。四名の宰相についてのイメージは本書を読んでも一般的なものから変わることはなかった。吉田茂に関しても講和条約の締結後の独裁は批判するが戦前満洲で強硬派だったことには触れない。2020/07/07

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