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内容説明
時間軸と空間軸を,読書で自由にかけめぐってみよう!さまざまなテーマの本から迫れば,「なぜ世界史を勉強するの?」と疑問を持ちながら丸暗記するだけの教科ではなく,自分と今をつかむための本当の世界史が見えてきます.古代から現代まで,背伸びして読む専門書からマンガまで,わくわくする書目が並ぶブックガイド.
目次
第1章 国民国家が生まれ、広がる
第2章 二〇世紀という時代
第3章 世界各地の「個性」がつくられた!
第4章 世界がひとつにつながった!
終章 歴史の中で生きてゆく
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
崩紫サロメ
41
中国近代史専攻の高校教員による読書案内。中国史やや熱めの紹介。歴史と歴史小説は違うということを留保した上で歴史小説や歴史漫画を紹介しているのも面白い。特に1941年から1945年のユーゴスラヴィアを舞台とした坂口尚の漫画『石の花』はここで知ったし、読んでみたいと思った。ただ、折角歴史学を専攻した人が紹介するにしては池上彰はどうかと思う。ああした「わかりやすさ」とは別の道を歩むのが歴史学ではないか、などと思った。2021/01/28
ビイーン
32
都内の現役高校教師が薦める世界史に関連する本のガイドブック。高校生に向けて書かれているけれど、40過ぎのオジサンでも十分楽しめる本ばかりである。2018/01/06
壱萬弐仟縁
26
歴史を学ぶ意義は、歴史を有機的な連関性の中から理解して世界の構造を知り、自分自身の立ち位置をも知ることで、知恵を獲得してゆくこと(ⅺ頁~)。文庫や新書中心に、90冊も紹介されているので価値は高い。紹介料を算定すれば、1冊10円か。それ以上に別の本もイモ蔓式に紹介されている。私の本は1冊20円だけど。陸奥宗光『蹇蹇録』岩波文庫、1983年 (30頁~)。書名は心身を労し、全力を尽くして君主に仕えるという意味(同頁)。ソルジェニーツィン『イワン・デニーソヴィチの一日』岩波文庫、1971年(80頁~)。 2014/07/29
しょうじ@創作「熾火」執筆中。
22
【図書館本、1回目】駆け足で数回転。様々な時代と地域を扱った書物を、90冊+α(計100冊を超えるだろう)紹介してくれている。手元に置いておき、知りたくなったところについての本を探すとか、1日1冊の紹介文をちびちび読むとかするのが楽しいのではないか。Kindleも出ているのだが、紙の本を入手して読んでいきたい。2017/06/25
KAZOO
17
高校生向けの歴史を今後本当に勉強するための人にとっての読書案内です。私も中学・高校時代にいい先生に出会い、かなり背伸びをした歴史の本を読んでいたものでした。4つの分野に分けての、本の紹介ですが、私も結構読んでいない本があり今後の課題図書がまた増えそうです。2013/10/06