中公文庫<br> おばあちゃんの台所修業

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中公文庫
おばあちゃんの台所修業

  • 著者名:阿部なを【著】
  • 価格 ¥796(本体¥724)
  • 中央公論新社(2012/11発売)
  • ポイント 7pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784122053212

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内容説明

自然の恵みの中で生きることを大切に――。米のおいしい炊き方や、だしの引き方、自然の調味料あれこれ、むだなし料理のすすめといった、料理や生活の基本から、一介の主婦が「北畔」という店を持つようになる話まで。明治生まれの「おばあちゃん」料理研究家による、台所のいろは。

目次

私のこと暮らしのこと
母ゆずりの台所仕事
ご飯をおいしくめしあがれ
手づくりの味つけ
なつかしいおやつ
むだなし料理
心をこめたおそうざい
季節ごとの台所
北畔のこと
今の暮らし

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

ネギっ子gen

26
明治生まれの料理研究家による台所のイロハ。NHK「きょうの料理」での、凛とした着物の割烹着姿が懐かしく。岸朝子氏の解説も「美味しゅうございました」。冒頭は<暮らしの「根」をつくる>。<暮らしの基本を忘れて久しいことです/「足りるを知る」なぞ死語となり、足りない、足りないと求め続けて、歯止めのない生活が、本当に人間生活を豊かにするのでしょうか…。不足なものを補おうとする心くばりのあるのが人間なのに、その心がなえてちぢこまって、物質に負けてしまいそう>と。確かに。今は、心が萎え縮こまって、コロナに負けそう。⇒2020/05/03

てくてく

5
明治生まれ、青森の漁師の家に生まれ、旧家に嫁ぎ、人形作家として活躍しつつ、料理好きをいかしてみちのく郷土料理の店を上野に開いた著者による食にまつわるエッセイ。食べるのは好きだけれども手間暇かけた料理を食べて育ったわけでもなければ自分もそんなに手間暇かけた料理を作っていない者にとっては、ただただすごいなぁと思って読了した。小さい三個のおにぎりの話がとても印象に残った。2024/09/06

kuukazoo

5
食べものや料理についてのこの人のこだわりは、時に煩く時に素直に頷ける。何でも便利になってしまうことの違和感はわかる。ものわかりのいいおばあちゃんになんてなりたくないんだろう。すぐ読み終えられるだろうと思ったら、なかなかどうして噛み応えのある文章で、もう少し心の余裕のある時にゆっくり向き合って読みたい本。2016/07/05

riviere(りびえーる)

5
NHK『きょうの料理』講師として活躍した著者は私の料理の指南役のひとり。戦争中の食糧難に「なにもないところから生み出すことの充実感」を味わった著者は”素食”を大切にします。なんでも食べ、大輪の菊をもらったときも「食べました」。飛行機の中で竹の皮に包んだ小さなおにぎりの包みを開いていたら隣の若い男性がじっとこちらを見ているので、相手のサンドイッチと交換したこともある。そのエピソードから、素食つまりシンプルな食べ方の魅力が伝わってきます。亡くなってはや18年。あとがきは岸朝子さん。2014/11/02

Nobuko

4
図書館本 こちらも耳が痛いけど役に立つ事柄たっぷり!保存版にしときたいから買おうかなl ってか気が付かずに借りたけど解説書いてたのは母だった(^_^;)2017/07/22

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