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内容説明
彼氏が家に置いていった、言葉を話す猫。帰ってこない彼を、私も猫もひたすらに待つのだが……。えんため大賞に入賞し、多くの読者から熱烈な支持をうけた 名編『ばかねこ』をはじめ、コミックビーム誌で発表した読切(『桜の頃』、『サムライ戦隊ブシドーファイブ』、『ポカリ』)はすべて収録。さらに、大正時 代を舞台に“女の業”を描いた未発表作品『接ぎ木』や、描きおろし掌編も加えた珠玉の1冊!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
文花
15
この作家さんの本をずっと探していて、やっと入手。やっぱり、デビュー作から作風は(良い意味で)変わってない。全作品良かったですが、敢えてベストを決めるなら「聞こえてくる歌」と「ポカリ」かな(え?2つ挙げるのはズルいって?よく読んでごらん。ベスト1とは書いてないよw)次に入手出来るのは、何年後だろうw2017/08/15
ぐっち
9
再々読。どれもやっぱいいな~。ばかねこと三人組は特に好き。2014/09/13
新天地
6
長く探していた一冊。一番良かった話はタイトルは難だが「人糞」。まさかこんなにも後悔と優しさに満ちた物語とは。「桜の頃」は主人公にかなり共感できて、その高校生活をオタクたちが肯定したいけどうまくいかないところもまた好き。「ばかねこ」はねこだってばかだって優しさや思いやりがあるのがまた良い。「聴こえてくる歌」は、普段何気なく聴いているラジオの裏側にはこんなドラマがあるのかもと思いを馳せた。ラジオ局の皆さんありがとうございます。今まで過ごしてきた時間は悪いことばかりじゃないと肯定してくれる作品集だった。2019/10/29
ぐっち
5
再読。ばかねことおっちゃんと三人組押し。ダメなところがいとしいです。2013/06/29
ぐっち
5
面白かった~。電車で2話目まで読んで、涙ぐんできてしまって、コレはイカンと家で読みました。どれもよいけど、整備兵とウンコかな・・・ブシドーファイブのオジサンのほっぺと桜の3人組の通好みもいいですね。あとがきで「短編集というものはおどろくほど売れないらしい」とありますが、1冊買わせていただきました。2010/05/19