内容説明
関ヶ原を生き抜いた大名たちの次なる戦の相手は徳川幕府だった! 大名統制に必死だった幕府は、外様はおろか譜代や親藩も改易に。関ヶ原でもっとも得をした武将から、幕末に家臣を残し自ら脱藩してしまった藩主まで。 大名VS幕府264年の攻防の変遷!
目次
序章 現代社会に似た人間模様
第1章 戦国武将たちの決断―関ヶ原合戦が分けた明暗
第2章 譜代大名盛衰記―股肱の臣も大変だった!?
第3章 親藩たちの運命―将軍候補から外れた息子たち
第4章 外様大名の処世術―改易の嵐を生き延びる
第5章 側用人の時代―官僚大名の誕生と御家騒動
第6章 御三卿の成立―大名家ではない徳川一門とは?
第7章 最後の殿様たちの矜持―幕末・維新に徳川に殉じた若き小大名たち
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
金吾
18
読み物として淡々と読めます。新たに知るような話はほとんどありませんでしたが、織田秀親と最終章は面白かったです。2021/07/09
BIN
6
江戸時代の大名たちとあるが半分以上は戦国大名であり、著者が西軍びいきなので豊富系列が多めなのでちょっと拍子抜け。浅野長矩の8年後の刃傷事件となった織田秀親や幕末に小藩ながら幕府に殉じた?3大名のことを知れたのは収穫。藩主が脱藩して自ら幕軍として武を奮った林崇忠は面白い人物だ。2017/01/01
堤 秀二
0
メジャーではない戦国大名や江戸幕臣などが取り上げられている。学校で学ぶ日本史では取り上げることが少ないが、それぞれドラマがあり、面白い。2016/10/07