プラチナ文庫<br> 凍える月影

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プラチナ文庫
凍える月影

  • ISBN:9784829624784

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内容説明

縹国に使いとしてやってきた僧侶の月永は、世俗を離れた身でありながら、その美貌ゆえ国主・義康の寵愛を受けるようになる。だがそれこそが月永の謀略であった。月永は家族の仇を討つため、何も知らずに正道を歩む異母兄――義康を穢そうと身体を開いたのだ。義康を禁忌の関係に堕とし、国を滅するべく罠を仕掛けていく月永。だがそれは義康の中に眠る獣を目覚めさせてしまい…。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

フキノトウ

27
うーん。期待しすぎたかも。たくさんの僧侶たちに~など同じような文章が繰り返されるのには閉口。もっとドロドロした方が好みかな。朝南さんの、月永がしっとりしていて美麗。お坊さん受けという新しい扉を開けてしまった。2017/06/01

みずほ

23
小説★★★★☆ 挿絵★★★★★ 朝南さん追悼第五弾。国主(兄)×僧侶(弟)。兄弟もので時代もので僧侶受、しかも復讐劇と、萌え4重奏の上に、朝南さんの美麗な挿絵でさらに萌え倍増。エロは濃ゆいしでとても美味しい1冊だった。「濃くてなんぼ」の兄弟相姦だが、時代背景や弟が復讐のために兄に抱かれるというシチュで禁断の香りが一層濃厚になっている。美僧というビジュアルに訴える設定だけに挿絵が重要。朝南さんが本当にいい仕事をしている。最初は少し頼りなげな国主だったが、愛の力で変貌した義康はカッコ良かった!2012/02/29

えんび@灯れ松明の火(文さんに賛同)

22
立て続けに朝南さんの坊主絵堪能、とにかく美しい。時は戦国。機会があれば領土拡大、下克上がまかり通る世。縹の国主としては未熟な義康にじっくりと罠を仕掛け仇討ちを果たそうとする魔性の坊主・月永。最初は月永にいいように利用されている義康だが、母親からの束縛や家中の不穏な動きに対峙しながら、一国の長として資質を開眼させていく過程も楽しめる。後半の義康と月永の立場が逆転した辺りなどの持って行き方も見事!兄弟モノはツボにくるものがないのですが、これはストーリーにムリも無駄も感じない。戦国武将言葉攻め萌え♪2011/10/19

さち

19
復讐の為に生きてきた月永とその狙いに気付かず惹かれ愛してしまう義康。好き嫌いがわかれる近親相姦ものだけど個人的にはすごく萌えた!作戦を進めるうち憎しみなのか愛なのか、いつのまにか自分の感情がわからなくなり戸惑う月永。閨での乱れっぷりは濃厚で淫靡。そして義康の執着するが故の気持ちの変化と獣を覚醒させた後の更なる執着ぶりににやにや。さほどドロドロではないけれどお互いしか見えない結末に満足かな。それに朝南さんのイラストが美しい!美坊主!!背中といい頭の形といい、そこから出てくる色気がハンパなくてため息ものだ。2010/09/08

那義乱丸

19
表紙絵の坊主に魅せられて、いとう由貴さん初読み。坊主受に萌えました。根深い恨みと仄暗い情念が渦巻く淫靡な復讐劇。もっと痛みを伴うどろどろさがあってもいいのかもと思いましたが、それでは『月』の美しさ、怜悧さが半減してしまいそうなので、これくらいのさじ加減がベストなのでしょうね。2010/05/25

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