内容説明
器用に見えて不器用、クールに見えて熱い、飄々とした佇まいの裏にある葛藤と努力の姿-風というキーワードから、ミュージシャン、俳優、ラジオパーソナリティ、写真家など活動全般の軌跡を追い、表現者としての生き方を描く。
目次
はじめに
プロローグ──マシャと私の間には……
第1章 原風景・長崎──愛と憎:Home Town
福山家のヒトビト
長崎ましゃるく
「バス停の君」伝説は捏造!?
蜜柑のおばあちゃん
少年時代──家計を助けるために新聞配達も
中学時代──音楽とラジオに目覚める
高校時代──バンド活動とパチンコの日々
数少ない「いい恋」をしていた!?
母親思い
ハングリー精神
第2章 「出世魚」のようなミュージシャン──切なさとあたたかさと:Musician
2─1 ライブが原点
ハジマリの歌「追憶の雨の中」を歌い続ける理由
渋谷・エッグマンから東京ドームへ
一人対一万五千人の息をのむ瞬間
密室系シンガー
2─2 アルバムに見る脱皮と成長
デビュー当時とはまるで別人
福山的恋愛観と究極の殺し文句
「僕はいつもいまが一番いいと思って生きている」
めんたいロックな時代──ファーストアルバム『伝言』(一九九〇年四月二十一日)
オレとおまえの時代──セカンドアルバム『LION』(一九九一年三月二十一日)
等身大のラブソングの原型──サードアルバム『BROS.』(一九九一年十一月六日)
本当のスタート──四枚目のアルバム『BOOTS』(一九九二年十一月二十一日)
キャッチーな歌詞の時代──五枚目のアルバム『Calling』(一九九三年十月二十一日)
ラブソングのスタイルを借りる──六枚目のアルバム『ON AND ON』(一九九四年六月九日)
さがしていた自分を見つけた──七枚目のアルバム『SING A SONG』(一九九八年六月二十四日)
エロ三部作と女歌への挑戦──八枚目のアルバム『f』(二〇〇一年四月二十五日)
東京の街と折り合いをつける──九枚目のアルバム『5年モノ』(二〇〇六年十二月六日)
故郷と向き合う──十枚目のアルバム『残響』(二〇〇九年六月三十日)
アーティスト性を高めた企画アルバムの数々
伝わるギター
2─3 ストイックな表現者──楽曲のなかに存在する福山雅治
「創ることをやめようと思ったことはなかった」
「雨」と「風」
音の記憶
福山は本当に自分で作っているのか?
あのルックスでなくてもファンになったのか?
東京、故郷、次なるテーマは……
第3章 「銀色」の存在感を持つ俳優──銀と苦:Actor
「口説かれてエッチさせたあとに、なんかちょうだい」
役作りにクリエイティビティを見いだす
テクニックではない芝居
全力で取り組む──江戸のミュージシャン!?
体を鍛える理由──上半身ヌード初披露!?
小道具にもこだわりがある!?
早わかり! 福山雅治出演作品レビュー
「銀色」の光を反射する
存在感の理由
坂本龍馬のあとに……
第4章 素顔がのぞくラジオパーソナリティ──素と陽:Radio Personality
音楽活動と並ぶほど大切
ラジオにハマったら、もう抜けられない
ラジオは福山的ブログ!?
ほか