132億円集めたビジネスプラン - 熱意とロジックをいかに伝えるか

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132億円集めたビジネスプラン - 熱意とロジックをいかに伝えるか

  • 著者名:岩瀬大輔
  • 価格 ¥1,300(本体¥1,182)
  • PHP研究所(2012/12発売)
  • ポイント 11pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784569771908
  • NDC分類:336.1

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内容説明

2006年7月、小さな雑居ビルの部屋で、1934年以来となる独立系生命保険会社の設立準備が始まっていた。しかも、生命保険をインターネットで売るという新たな試みであった。その後、会社設立のために集めた金額は、132億円にのぼった。なぜ、一年半もの短期間で、多額の事業資金を得られたのか?本書では、著者が自ら分析し、各企業に出資を募ったビジネスプランを初めて公開する。そこには、著者の「熱意」と「ロジック」が詰め込まれている。まず、著者は「事業機会の発見」において、自分にできることではなく、世の中から求められていることをやれ、と言う。その言葉は、日本人4人目の上位5%の成績最優秀称号にて卒業したハーバード大学経営大学院留学時に学んだものだった。そして独自に作り上げた「市場分析」「財務戦略」「組織作り」などを明らかにしていく。社内外問わず新規に事業を考え、リーダーとして成長したい人は必読の一冊!

目次

1 自分に「できること」ではなく、世の中から「求められること」―事業機会の発見(「起業家精神」とは;3つのシンプルな条件 ほか)
2 徹底的に顧客を知り、人物像まで浮かび上がらせる―市場分析(徹底的に分析を行う;顧客の素顔をリアルにあぶり出す ほか)
3 お客様のニーズを100%満たすことは目指さない―自社戦略(ソリューション(提案・商品戦略)から戦略を練る
定量分析を超えた「理念」に基づく価格設定 ほか)
4 企業ファイナンスのサイクル―財務戦略と組織づくり(すべての事業を成り立たせるもの;新規事業の財務戦略 ほか)
5 “自分”というブランドを構築する―リーダーシップとキャリア論(「納得」と「共鳴」が人を動かす;チーム全体の活性化 ほか)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Kawai Hideki

44
ライフネット生命保険の起業の際にやったことあれこれ。出口さんとのコンビでスタートを切った時の熱い思いのほとばしりと、ビジネススクールのクールな切り口からの視点がバランスよくブレンドされていて、とても興味深く読んだ。世の中のイシューを解決しようとする熱意のこもったビジネスプランだからこそ、さまざまなステークホルダーを味方につけ、必要なリソースを手に入れることができるのだと思った。「何が世の中に求められているか」ということだけを考えれば、あとからヒト、モノ、カネはついてくる。制約を取っ払って考えよう。2019/06/22

まめタンク

7
2012年80冊目。132億円集めたビジネスプランという事で、さぞバブリーで画期的な提案方法を想像したが、内容はとても堅実だった。ホームページで申し込む保険業への挑戦。ビジネスを始める上で大切な事。直面する困難。相手を説得する方法。これ1冊で全てが解決するわけではないが、ぶ厚いビジネスプランの本に悩むなら、こちらがお勧めです。2012/11/05

kiki

6
ライフネット生命の共同創設者である岩瀬氏は76世代。小説家では三浦しをんさん、冲方丁さんと同い年。ロジカルな考え方と斬新な発想を持つ魅力的な企業家です。この本を読んで思ったのが、イシューの設定がとにかく上手。例えば、売れるか売れないかの問題を掘り下げ、『いくらコストをかけたら、どのような時間軸で、どこまでネット生保の顧客基盤が広がるか』という非常にわかりやすいイシューには感服しました。また、情報提供の仕方には「売る」ためではなく「買う手伝い」をする顧客目線に視点を変える発想の転換は勉強になりました。2014/07/05

ひろ☆

5
ライフネット生命保険を立ち上げた経過がロジックに分かる。 まさに、サブタイトルの熱意とロジックをいかに伝えるか通り。2013/01/26

yukima77

4
ライフネット生命が具体的な例となっており、こう考えたという内容が頭にすんなり入ってくる。また、本中の図なども分かりやすく、実際に企画書作成などにも参考になると思う。最終章のキャリア論は『入社10年目の羅針盤』と共通する内容も多く、著者の岩瀬大輔氏の考えが一貫していることが分かる。キャリアに関する内容ならば、こちらもお勧めです。2013/09/23

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