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内容説明
「いっさいの生は苦しみである」とみなしつつも、苦悩に満ちた生を快くすごす方策を説いた、ショーペンハウアーの幸福論。自身の哲学を現実の日常生活の中に具体的に応用した一冊。
目次
第1章 基礎になるまえがき
第2章 人にそなわるものについて
第3章 人が所有するものについて
第4章 他人がいかに思うかについて
第5章 さまざまな教訓と原則について(一般的なこと われわれ自身に対するわれわれの態度について 他人に対するわれわれの態度について 世界の動きと運命に対するわれわれの態度について)
第6章 年齢のちがいについて
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
たばかるB
14
熟読。ショーペンハウアー初めて読みました。本書はショーペンハウアーが自身の哲学的思想を人生訓的・生活感に近い形で書いた論考をまとめたもの。若者層向けということもあるようで、厭世的といえる著者も後世のことへ関心があたのだろう。〇思想を簡略化すると、知性(精神)>意志であることが精神的に優れたもの。精神的な充実(思索にふける作品を創造)を通じ人は自己の課題・自己の探求への動機に動かされるようになる。そうでない人はなけなしの知性を満足させ退屈をしのぐためにトランプ遊びや社交で小さな動機を供給しつづける。2025/12/21
ががが
7
やはり打倒すべきは虚栄心であるように思われる、との言葉に深く深く共感。人との関わりはなるべく避けよ、というのは社交欲とは孤独からの逃避である結果生まれた間接的なものであり、そこから得るものがないからである。孤独を愛すること。その通りだが、やはり感覚的に寂しさを感じてしまい、何の意味が、と思いながら適当な世間話に口を合わせてしまう。そんなことはもうやめるべきだと言う。人との交流を楽しんでいるときには忘れていることだが、ちょうどさびしさを抱えていた時に読むととても励まされる。孤独について考える時、再読したい。2013/08/08
ががが
6
再読。ショーペンハウワーの幸福論は引き算の幸福論という印象を受ける。退屈と苦しみを幸福の敵として、対処法なんかもねちっこく書いてある。特に孤独に対する考察はものすごく考え抜かれているというか達観されていて、読んでて身につまされる。孤独を紛らわすための人との交流は害悪であると繰り返される。そのために精神的に豊かにならなければならないそうだけど、具体的にはよくわからない。一人でも充実、人といても充実という境地を目指せばいいんだけど、確かに人とつながりたい気持ちは、孤独からの逃避という側面があるのは否めない。2016/06/23
ヤス
6
多くの哲学者が幸福について定義をしているけれども、ハウアーさんのそれが私には一番賛同できました。彼いわく「幸福とは快楽が多いことではなく、苦痛が少ないこと」だそうです。-----「楽しみ」とは欲望、退屈といった無限悪魔を一時的に鎮めるソフトドラッグのようなもので、幸福に対する消極的アプローチに過ぎない。苦痛からの解放は、肉体の健康・精神の平穏を求め、より善く生きたいという魂からの希求であり、幸福に対する積極的アプローチである。快楽と苦痛のジェットコースターとも言える他人との社交は必要最低限にとどめるべきで2016/01/22
sun
4
既読「ワーグナーとニーチェ」の中で、二人が影響受けた哲学者の本。主著ではないので、判断は難しい。当時のある階層への「生活の知恵」と言った感じ。哲学がいかに「個別的」であるかはわかった。訳者が必至に「彼は予見した」と賛美しているところが笑えた。2013/12/01
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